ハリルホジッチ、銀メダルに輝いた陸上400mリレー選手を見て「A代表も見習いたい」

   日本サッカー協会は2016年8月25日、ワールドカップロシア大会のアジア最終予選に向けて、日本代表メンバー24人を発表した。9月1日にUAE戦(埼玉スタジアム)、6日にタイ戦(バンコクのRajamangalaスタジアム)に臨む。

   また、会場ではau携帯電話を展開するKDDIと日本サッカー協会が、サッカー日本代表チームのサポーティングカンパニー契約を締結したことが発表された。

   会見に出席したヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、リオ五輪の陸上400mリレーで銀メダルを獲得した日本選手を引き合いに出し、組織力と気持ちの大切さについて熱弁をふるった。

「日本人の選手がアメリカのリレー選手を破りました。1人ならアメリカ人選手が誰よりも速い。でも全員でかかったら、日本の方が強かった。彼らはアメリカに勝つという自信があって、(本番に)臨んだ。そういうところは我々A代表も身につけたい」
「組織になったら日本人はなんでもできるんだ。それを信じてくれ。そういう強い気持ちを持ってくれ。それは自分自身の勇気から始まります。まず相手をリスペクトして、最終的には自分をリスペクトすること(が大事)」
サッカー日本代表を率いる、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督
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守備について「Jリーグは下がりながらやっている」

   代表メンバー発表と質疑応答の後、ハリルホジッチ監督は一束の資料を用いて、報道陣に代表強化策のプレゼンテーションを行った。「守備」「攻撃」「メンタル」「フィジカル」の項目からなる資料で、「SAMURAI BLUE」こと日本代表のアイデンティ――個人の長所を活かし、伸ばしていくにはどうすればいいか、その原理・原則が盛り込まれているという。

   例えば守備については「前に行きながら守備をするのが原則」と指摘した。

「Jリーグを見るとどうでしょう。ブロックを敷きますが、引いて、止まっている状況が多いです。アグレッシブに前に行っていますか。本当に少ないですよね。川崎(フロンターレ)が少しハイプレスをやりますが、他の多くのチームは待っていますね。守備は前に行きながらやってほしい。下がりながらではありません。Jリーグは下がりながらやっています。そこはまだまだ問題があります」

KDDIがオフィシャルスポンサーに

   日本代表をサポートする auは応援第1弾として、16年9月1日からチケットプレゼントキャンペーンを実施する。10月6日に開催される「アジア代表予選-ROAD TO RUSSIA」の日本対イラク戦の観戦チケットを抽選で50組100人にプレゼントする。詳細は「auサッカー日本代表応援ページ」まで。

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