本田所属のACミラン、中国資本に売却 
31年のベルルスコーニ体制終焉

   日本代表MF本田圭佑がいるイタリア・セリエAの名門ACミランの身売りが正式に決まった。クラブ公式サイトが2017年4月13日(現地時間)に発表した。

   ミランは数々のタイトルを獲得してきた欧州屈指のビッグクラブ。中国の投資グループが買収した。

ベルルスコーニ氏がACミラン公式サイト上でコメント
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「オーナーでなくなっても、私はACミランの第一のファン」

   発表によると、前親会社「フィニンベスト」は13日、保有していたミランの株式すべてを中国の投資グループ「ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク」に売却した。その数はミランの全株式のうちの99.93%に相当し、売却額は7億4000万ユーロ(約856億円)にのぼる。

   フィニンベストはイタリアのシルビオ・ベルルスコーニ元首相が代表で、1986年にミランの親会社となっていた。2017年までに、スクデット(セリエA制覇)8回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)5回、FIFAクラブワールドカップ1回など、数々のタイトルを獲得し、黄金期を作り上げた。ただ、2013年あたりから低迷が続いている。

   31年の歴史に幕を下ろすベルルスコーニ氏は株式売却にあたってミラン公式サイトで声明を発表し、「現代サッカーにおいて欧州や世界のトップレベルで争うためには、1つのファミリーだけの投資や財力では不十分だ。新たな経営陣には、我々よりも大きな成果を積み上げてほしい」と希望した。また「オーナーでなくなっても、私はACミランの第一のファンだ」「選手、コーチ、スタッフ、ファンには、ぜひ夢を叶えてほしい。心の底からそう願っている」とコメントした。

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