スマホ連動で曲がる場所を教えてくれる近未来スクーター 自転車衝突防止システム付きで安心

   自動車大国・アメリカの交通渋滞や駐車場問題は深刻だ。そんな状況を改善しようと開発されたのが、アメリカ・カリフォルニアのEcoReco社の「EcoReco Model R」(以下、Model R)。世界初のIoT(モノのインターネット)連携スクーターだ。

   日本では2017年4月19日に動画ショッピングサイトのDISCOVERが販売を開始した。

利用イメージ(日本の公道では走行不可)
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自転車衝突防止システムを標準装備

   Model Rは、250Wのモーターを搭載した電動キックスクーターだ。信頼性の高いパナソニック製リチウムイオンバッテリーを採用し、最高時速は約32km、1回の充電での走行距離は約8~64km。最大走行距離はおよそ東京都中央区日本橋から神奈川県平塚市までの区間に相当する。

   運転モードは次の3つ。全自動パワフルに走行する「クラシックスロットルモード」、人力走行がメインの「キックアシスト・ノーマルモード」、そして省電力な「キックアシスト・速度キープモード」。このうち「クラシックスロットルモード」はスマホアプリと連携してトップスピードや加速度上昇を設定することができる。また「キックアシスト・ノーマルモード」は、スマートセンサーが運転者のキックを読み取り計算し、パワーブーストでより速い走りを可能とする。

   IoT連携をうたうModel Rの最大のセールスポイントは、安全運転のアシストだ。特許取得済みのライトナビゲーション機能を搭載しており、事前にスマートフォンに行き先を入力することで、どこで曲がるべきかLED ライトが点滅して通知してくれる。またスマートカーに搭載されている先進技術「eBCAS」(自転車衝突防止システム)を標準装備。霧や渋滞など視界不良の場所でも近づいた車を検出する。

   物理ロックだけでなくスマホアプリを使った電子ロックも利用可能。さらに内蔵のTile機能は最新の場所情報を教えてくれる。

   サイズは10.6×55.8×116.8(cm)で、折りたたみ時のサイズは99×30.4×19(cm)。車のトランクにフィットする大きさだ。標準装備時の重量は11.7kgと、成人男性が持ち運べる重さに設計されている。価格は9万9800円(送料込・税込)。

   なお「EcoReco Model R」は日本の公道を走行することができない。日本国内て?運転する場合、道交法をはじめとする法規にしたがって利用すること。また運転可能な場所であっても上記機能の一部が使えない可能性がある。

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