移動車両とネット接続を「シェア」 ウィラー、ベトナム旅行の新スタイルを提案

   高速・夜行バスや京都丹後鉄道を運営するWILLER(ウィラー)は2017年6月12日、新しい旅のスタイル「Genic(ジェニック)旅」を発表した。ジェニック旅はウィラーの造語で、ネットの情報を見て「私もそこに行ってみたい!」と移動先を決める、フレキシブルな旅のスタイルのこと。その第1弾として同社は、ベトナムの行きたいところに自由でしかも快適に移動できる、チャーター車両サービス「ベトナムジェニック旅 -ジェニックビークル-」の販売を同日開始した。

ウィラーの「ベトナムジェニック旅」
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移動中の車内でNetflixも見られる

   東京都内で開催された発表会には、一足早くジェニック旅を体験した、人気インスタグラマーのAOIさんが登場した。以前ベトナムを旅行したときは移動手段に困ったそうだが、ジェニック旅は自分の希望する場所にスムーズに行け、それがとてもうれしかったと満足げに振り返った。

「車内も快適で、とくに豪華なリクライニングにびっくり。Netflixを見られたり、撮った画像を車内のモニターに映して見たり。女の子の好きな要素がたっぷり詰まっていて素敵でした」

   ジェニックビークルは定員7人。IoT化されたジェニックビークルの車内装備は至れり尽くせり。車内Wi-Fi、冷蔵庫、給電用USBポート――と、プチセレブな気分を味わえるほど。さらにエグゼクティブと呼ばれる車両タイプは、Apple TVが接続された大型モニターと金庫を搭載。GPSを活用して移動中のジェニックポイントを教えてくれる観光ガイド、現地のレストラン予約をはじめ旅のサポートをしてくれるオンライン・コンシェルジュにも対応する。

   運行エリアは、ベトナム・ホーチミン市内の空港・ホテルなどからスタート。車両をチャーターした場合の料金は、4時間コースが8800円から、8時間コースが1万1800円から。参加人数で割り勘すれば決して高くなく、現地のツアーに参加するよりお得かも。

   運行開始日は7月18日から。予約申し込みは特設ページ「ベトナムジェニック旅 -ジェニックビークル-」まで。

   ウィラーの村瀬茂高社長によれば、ヨーロッパ――フランス、ベルギー、オランダ、ドイツでもジェニック旅をバス車両で提供する予定。詳細は同社公式サイトまで。

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