熊本城「天守閣」、1/20スケールで誕生! 「シン・ゴジラ」特撮美術の三池敏夫氏が担当

   熊本県の熊本市現代美術館が2017年12月16日から18年3月18日まで開催する「熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト 展」で、特撮美術のプロが精巧に再現した20分の1スケールの熊本城(天守閣と宇土櫓<うとやぐら>)を披露する。

製作中の熊本城天守閣(20分の1スケール)(画像は、熊本市現代美術館の公式サイトから)
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熊本の力になることができれば

   この「天守再現プロジェクト」では、熊本城(天守閣・宇土櫓)を20分の1スケールで再現し、城下の街並みをイメージしたミニチュアセットを製作する。

   手がけるのは、熊本県出身の特撮美術監督・三池敏夫氏だ。平成「ガメラ」シリーズ(1995~9年)や「ウルトラマンサーガ」(2012)に関わり、さらには2016年大ヒットした「シン・ゴジラ」で特撮美術を担当した。

   2016年の熊本地震で被災した熊本城は今も修復工事の最中にある。立ち入り禁止のエリアも多い。この状況を受けて、三池氏と熊本市現代美術館が「熊本の力になることができれば」と立ち上がった。

   会場ではミニチュアセットのほか、写真や映像、実物資料などを通じ熊本城の過去と現在、未来を紹介する。地震で全壊した阿蘇神社楼門も20分の1スケールで再現、展示する。

   同館は公式サイトで、

「震災の傷跡は今もまちの各所に刻まれていますが、本展が文化の面から復興を後押しし、市民のみなさんが熊本の未来像を描いていくための一助となれば幸いです」

としている。

   観覧料は、一般1000(800)円、65歳以上のシニア800(600)円、高校生以上の学生500(400)円、中学生以下は無料(かっこ内は前売り料金)。

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