お気に入りの本、再読する?読み捨てる? ネットで激論

   「好きな本とか、何度でも再読する人って結構いるのかな?」――占い師で作家の高橋桐矢さんのこんな投げかけをきっかけに、ネット上で侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が巻き起こっている。

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再読は「新鮮味がなくて...」

   空想の世界に浸るため、知識を吸収するため、時間を潰すため....読書の目的はさまざまだが、お気に入りの一冊に出会った時の喜びはひとしおだ。

   そこで、だ。その本を読み終わった後、どう扱うか。冒頭の高橋さんは「一度読んだ本はめったに再読しない派」。ただし、世の中的には「再読」派と「読み捨て」派はどちらが多いのだろう。

   高橋さんが2017年12月20日にツイッターで問いかけると、1000以上のリツイートを獲得。読書家を中心に大きな反響を呼び、両派からさまざまな意見が寄せられている。

   「読み捨て」派からは、

「一度読んだ本はあまり再読しないかなぁ。続きを大体覚えちゃってるから新鮮味がなくて」
「あーーーー再読しないわ。しないけど、かと言ってめっちゃ頭に入っているわけでもない。多分最初の物語のワクワク感?みたいなのが好きなんだと思う。目新しい情報が入ってくるのが楽しい」

といった声が。ただし、ジャンル(専門・実用書や小説、コミックなど)によっては再読する、という人や、印象的な部分だけなら再読することもある、という人もいた。

新刊が出たら1巻から読み返す

   一方、「再読」派からはこんな意見があがっている。

「小説だと新刊が出たら1巻から読み返す事が多いですねぇ(笑)」
「楽しめるとわかっているから安心して浸れるからです」
「技術書でも、小説でも、読む度に、新しい発見や、感じ方が変わるので、何度となく読み返します」

   中には、「何年も経って紙が劣化したりフォントが古くさくなるのとか大好き」といったマニアック(?)な人もいた。

   高橋さんは、投げかけと同時にツイッターのアンケート機能を使って投票を実施。

(1)好きな本なら、何度でも再読する
(2)いろんな本を何度でも再読する
(3)一度読んだ本はめったに再読しない
の3択で調査し、多い順に1(66%)、3(25%)、2(9%)となった(投票総数1万2467票)。

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