半数以上がつける「胎児ネーム」 由来はペット、好物、ゴロ合わせ...

   妊娠中にお腹の中にいる子のニックネームを意味する「胎児ネーム」という言葉。出産を控えるママやパパにとっては常識になりつつあるという。

   「ミキハウス」ブランドのベビー&子ども服およびベビー用品の企画・販売を手掛ける三起商行がアンケート調査を実施。イマドキのママ・パパがどんな「胎児ネーム」をつけているのかが、明らかになった。

胎児のときは違う名前で呼ばれていた?
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可愛がっている犬の名前

   調査の対象は、出産準備サイト「ミキハウス ベビークラブ」会員4286人。

   「胎児ネーム」という言葉を知っていたかを聞くと、「知っていた」(70.5%)、「知らなかった」(29.7%)という結果が出た。大多数のママやパパが知っているようだ。

   また、胎児ネームをつけていたかを尋ねると、「つけていた」(56.2%)、「つけていなかった」(24.6%)、「生後の名前で呼んでいた」(18.8%)という結果に。半数以上が、胎児に名前をつけていることがわかった。

   では、実際にどんな胎児ネームをつけているのか。その名前と由来を聞くと、以下のような回答があった。

「『ニット』。2月10日に妊娠が確定したから」(32歳女性)
「『ピコチャン』。エコーを見たときに、心臓がぴこぴこ動いていたから」(29歳女性)
「『ドンチャン』。近所の可愛がっている犬の名前」(32歳女性)
「『ムギチャン』。妊娠中、パンが食べたくて、おいしいパンをたくさん食べていたので」(31歳女性)

   胎児ネームは、深く考えず、直感的につけているように見受けられる。そこで胎児ネームと生まれてからの名前の関係について聞いたところ、「実際の名前は全く異なる」(85.2%)、「そのまま名前にした」(4.4%)、「実際の名前は別だが関係している」(8.9%)という結果に。大多数の親が、実際の名前とは"別もの"という考え方だ。

「胎児ネーム」の良い点・悪い点

   では、なぜ胎児ネームをつけるのだろうか。つけて良かったことを聞くと、

「愛着がわいて、赤ちゃんとの距離が近くなった」(33歳女性)
「旦那も実感がないながらも、胎児ネームで呼ぶことで愛着がわいていたように思う」(26歳女性)
「生まれる前から夫婦間で赤ちゃんの話をするきっかけになった」(31歳女性)

といった意見が上がった。

   一方で

「生後も胎児ネームで呼びそうになった」(28歳女性)
「名づけの時にそのイメージが強く残り、他の名前がしっくりこなくなってしまった」(29歳女性)

といった難点もあるようだ。

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