「まとめサイト」終焉の序曲か 老舗サイトが相次ぎ閉鎖の謎

   インターネットに散らばる情報をテーマごとに収集する「まとめサイト」。2000年代後半ごろから続々立ち上がり、現在に至るまで多くのネットユーザーが利用している。

   しかし2018年に入り、老舗まとめサイトの閉鎖が相次いでいる。

DeNAの謝罪会見。左から小林賢治氏、守安功氏、南場智子氏(2016年12月)
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突然の閉鎖発表、過去記事も全て削除

   09年に開設されたまとめサイト「あじゃじゃしたー」の管理人は18年1月26日、ツイッターで突如「ブログ閉鎖です。移転もないし復活もしません。長い間ありがとうございました!」と発表した。現在、サイトは閲覧できない状態となっており、過去記事も全て削除されている。

   それから約1週間後の2月3日、今度は06年開設のまとめサイト「ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS」 が更新の終了を報告。理由については「単純に更新時間の確保が難しくなってきた、というありふれたものです。我ながらフツーですが、終わるときはこんなものなんでしょう」と説明している。

まとめサイトに冬の時代?

   個人・団体を問わず誰でも開設できるまとめサイトの中には、その気軽さゆえ問題をはらむサイトも少なくない。

   17年11月13日放送の「クローズアップ現代+」(NHK総合)では、ネット上でデマ情報が拡散する要因の1つとして「まとめサイト」を指摘。不正確な情報を拾い集めて作られた「まとめ」が誤解を生み、あたかも真実のように広まってしまった実例を紹介した。

   17年11月16日には、差別的な投稿を集めて記事化し精神的苦痛を与えたとして、まとめサイト「保守速報」の運営者が損害賠償を命じられた。

   なかでも最も世間を騒がせたのはディー・エヌ・エー(DeNA)の「ウェルク(WELQ)」だろう。医療情報サイトを名乗りながら、科学的根拠が不明確な記事の掲載や著作権侵害が問題視され、16年12月に閉鎖に追い込まれた。

   この問題について、第三者委員会による277ページもの調査報告書では、以下の考察がなされている。

「本問題は、そもそものメディアのあり方、インターネットにおける情報発信のあり方、情報過多の時代における情報集約・整理機能の社会的意義及びあり方(中略)を問いかけるものであった。当委員会としても、こうしたテーマのそれぞれについて何度も議論を重ねたが、限られた知見と時間の中では、確定的な結論を出すまでには至らなかった」

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