「これは枕」「読める鈍器」 京極夏彦の新刊に広辞苑も真っ青

   直木賞作家・京極夏彦氏の新刊『ヒトごろし』(新潮社)の内容...より先に分厚さに注目が集まっている。

   単行本にしてページ数「1088」。京極氏の代名詞ともいえる大ボリュームに読者は舌を巻いた。

『鉄鼠の檻』(ラクーン エージェンシーの京極夏彦ブログより)
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腱鞘炎に注意?

   京極氏は1994年に小説『姑獲鳥の夏』でデビュー。2003年に『覘き小平次』で山本周五郎賞を、2004年には『後巷説百物語』で直木賞を受賞した人気作家だ。

   京極氏の真骨頂はなんといってもその「長さ」にある。特に妖怪や怪異の世界を描いた「百鬼夜行シリーズ」は圧巻で、『魍魎の匣』(講談社文庫)は1060ページ、『鉄鼠の檻』(講談社、ハードカバー版)は1344ページある。


『鉄鼠の檻』(ラクーン エージェンシーの京極夏彦ブログより)

   2018年1月31日に刊行された小説『ヒトごろし』も期待を裏切らないボリュームで、四六判(188×128mm)サイズで1088ページにも上る。


『ヒトごろし』と『鉄鼠の檻』を比較(三省堂書店名古屋本店‏のツイッターより)

   ツイッターでは、ファンらから

「これは枕だわ(褒め言葉)」
「おおぅ、久々の人をころせそうな勢いの分厚さw」
「読める鈍器」

など、悲鳴ともとれる歓声があがっている。

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