壊れたら大変!エアコンの試運転はお早めに 夏前は問い合わせ殺到、ダイキンが注意喚起

   本格的な夏を前に、家電メーカー各社がSNSやサイト上で「エアコンの試運転」を呼びかけている。ツイッター上では「知らなかった」「帰ったらやってみる」との声が相次いでいる。

   家庭用エアコンメーカーのダイキン工業(大阪市)も5月24日、プレスリリースで注意喚起した。

ダイキン公式サイトより
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試運転の方法は?何を確認すればいいの?

   リリースでは、7月にエアコンの不調に関する問い合わせが殺到するとして、6月前半までに試運転をするように推奨している。

   同社の調査(有効回答300人)によると、4人に1人がエアコンの点検や修理を依頼した経験があると回答。具体的には「冷風が出なくなった」「電源は入るが動かなくなった」といった故障が多かった。

   試運転の方法はこう紹介している。まず運転モードを「冷房」にし、最低温度に設定。その後10分ほど運転して冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないかを確認する。

   さらに30分ほど運転を続け、室内機から水漏れや異臭、異音がしないかをチェックする。

問い合わせ前にセルフチェックを

   試運転をして異常が見つかった場合、すぐにメーカーに問い合わせるべきか。

   リリースでは家電のスペシャリストとして活躍する滝田勝紀氏のコメントが掲載されており、家庭で解決できることも少なくないと説明している。

   例えば「冷風が出なくなった」場合、フィルター汚れや室外機前の障害物が原因というケースが多いそうだ。

   「電源は入るが動かなくなった」場合は、ブレーカーがオフになっていることも考えられる。

「メーカーに慌てて問い合わせる前に、取扱説明書やインターネットを活用して状態を確認しておくと、早く解決できます」(滝田氏)。

   ダイキンの公式サイトでは、試運転に関するQ&Aを掲載。人工知能(AI)を活用した自動応答チャットによる問い合わせも受け付けている。

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