小学生14人が未来への素敵な提案 カシオ「発明アイディアコンテスト」決勝大会

   カシオ計算機創業者の1人、故・樫尾俊雄氏の発明品や資料を展示する樫尾俊雄発明記念館(運営:樫尾俊雄記念財団、東京・世田谷区)は2018年11月18日、東京・足立区にある東京電機大学カシオホールで第1回「カシオ・ワンダーキッズ発明アイディアコンテスト」の決勝大会を開催した。

第1回「カシオ・ワンダーキッズ 発明アイディア コンテスト」
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100以上の応募が寄せられた

   同コンテストは「発明を通じて社会貢献する喜びを子どもたちに伝えること」を目的として企画された。今年6月11日から9月25日にかけて全国の小学生を対象に「人の役に立つもの」、「日常生活に便利なもの」、「未来の世界であったらいいなと思うもの」にまつわるアイデアを募集した結果、100以上の応募が寄せられ、審査を経て選出されたアイデアの提案者14人が、11月18日の決勝大会に臨んだ。

   最優秀賞「樫尾俊雄賞」を受賞したのは「進め!光美海丸(みつみかいまる)海をきれいに」。海中にあるビニールとプラスチックゴミを回収し、ビニールを食べてしまった生物には薬を与えるロボットだ。発案者で、東京都大田区立清水窪小学校の谷口青(たにぐち・はる)さんは以下の受賞コメントを寄せている。

「テレビ等で魚がプラスチックを食べて死んでしまうというニュースを見てこのアイデアを思いついた。プラスチックを石油にして油田にかえすことと、生き物に薬を投与すること、そして最後はこの船がなくなれば良いと思います」

   ほかにも、寝るときに嫌な音が聞こえない枕、熱中症を予防するメーターなど、子どもたちが実際に直面した悩みや、海洋汚染や災害といった環境問題などから着想を得たユニークなアイデアが集まった。

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