「東京五輪」観戦チケット詐欺の悪質ぶり 申し込んでないのに「当選メール」

   2019年6月20日、「東京2020オリンピック観戦チケット」の抽選結果が発表された。ツイッターには当選者の喜び、落選者の嘆きが多数書き込まれ、「オリンピック」が朝からトレンドワード入り。その一方で、こんな報告や注意喚起も相次いで投稿されている。

「詐欺メール来ましたわぁ 皆さんお気をつけをー」
「東京2020オリンピック観戦チケット」詐欺、見分ける方法は
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「手続きは以下のURLから行って下さい」は絶対ニセモノ

   東京五輪観戦チケットの抽選結果は申込者全員に通知メールが届くが、ツイッターで「詐欺メール」に関する書き込みを検索すると、

「五輪チケット申し込んでないのにメール来てて草 明らかに詐欺ですね」
「オリンピックチケットの当選メールがきたぜ でも申し込んで無いからな俺」

と、抽選申し込みをしていないユーザーからも複数の報告が上がっている。この場合はすぐに「詐欺」と判断できるが、申し込みをしており、「当選メール」を受け取った時はどう見分ければよいか。消費者庁の公式アカウントが6月20日付ツイッターで、以下のように説明している。

「6月20日に申込者全員に抽選結果通知メールが届きますが『tokyo2020』以外のドメインは偽物です。URLはなく、手紙や電話での連絡もありません。当選チケットは一括購入が条件で、カード限度額にご注意」

   同様に、「警視庁サイバーセキュリティ対策本部」公式ツイッターアカウントも同日、「抽選結果発表をかたったニセメールに気をつけてください」と呼びかけ、

「メールで『当選おめでとう。手続きは以下のURLから行って下さい』等と書かれたものが送られてきたら、それは偽物です」

と本物のメールにはURLの記載がないことを広く周知している。

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