意外と知らない割り箸のマナー 「箸留め」に「箸袋」どう扱っていますか

   食事の席で出された割り箸が、小さな紙で留められている――。こんな時、どう紙を外すべきか。

   J-CASTトレンド記者が先日、友人2人と食事をした際、1人は紙を破って取り、もう1人は片方の箸をずらして取っていた。作法としてはどちらも間違っていないのだろうか。

箸留めに箸袋、こう扱うのがマナー
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箸を留めている紙は「破ってはいけません」

   東京ガスの生活情報サイト「ウチコト」の「意外と知らないNG行動【和食のテーブルマナー】&会席料理と懐石料理の違い」ページには、

「両端が細い『利休箸』の場合、真ん中に巻き紙の『箸留め』がありますが、これは破ってはいけません。片方ずつ箸を引いて取りましょう」

と説明がある。箸・割り箸の制作・販売を手掛ける吉膳(奈良県吉野郡)のウェブサイトにも「巻紙の場合は、巻紙を破って外すのではなく、左に滑らせて外します」と記載があった。

   割り箸は、紙の袋に入って出てくることがある。吉膳の同サイトには、(1)箸袋に入った箸が箸置きにのせられて出された場合、(2)箸置きがなく箸袋のみで出された場合の対応方法も、それぞれ紹介されていた。

   まず(1)は、箸を箸袋から抜き、食事の邪魔にならない場所に置く。食後は箸を箸袋に戻し、箸袋の端を折り曲げ、箸置きの上に戻す。(2)は箸袋を、縦に半分に折ってくるりと1つ結びにした「結び文折り」や、山形の「山折り」にし、それを箸置きにして食事をする。食後は、箸袋で作った箸置きに箸先が隠れるように差し込む。

   箸は食事中の使い方だけでなく、箸留めや箸袋からの取り出し方、食後の扱いについても作法がある。覚えておいて損はないだろう。

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