9人の競輪選手が賞金1億円をかけて激走 「KEIRIN グランプリ」令和初の栄冠は誰に

   「KEIRINグランプリシリーズ2019」が東京・立川競輪場で、2019年12月28日~30日に開催される。主催は、公益財団法人JKA。

   最終日の12月30日に行われる「KEIRINグランプリ」の出場者9人を、JKAが12月13日に発表した。1年の総決算として、競輪選手約2300人の中から出場権を手にした選手たちが優勝賞金1億円を一発勝負で狙う。

選手たちが優勝賞金1臆円を狙う「KEIRINグランプリ」(前回の様子)
脇本雄太選手
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世界2位の脇本選手は東京五輪を意識

   「KEIRINグランプリ」は、数ある競輪レースの中で唯一「GP」のグレードに格付けされている競輪界最高峰のイベントだ。今回は、年に6度開催される「GⅠレース」優勝者の脇本雄太選手や中川誠一郎選手、新田祐大選手、村上博幸選手4人が早々に出場権を獲得。さらに、福岡県北九州市の小倉競輪場で11月19日~24日にわたって行われた「第61回朝日新聞社杯競輪祭」の結果を受け、残り5枠の出場者が決定した。

   今年5月に開催した「第73回日本選手権競輪」で、G1レース21年ぶりとなる完全優勝を果たし、現在世界ランキング2位の脇本選手はJKAの発表資料に「2019年は競技と競輪の両立が充実した1年になった」とコメントを寄せている。18年の「KEIRINグランプリ」では5着で、本人によると「不本意な成績に終わってしまった」ため、今年こそは優勝する気持ちで頑張りたいとしている。アスリートとして見据える先には、オリンピックの存在もあるようだ。

「いよいよ東京オリンピックまで一年を切ったので、より一層、気持ちが高まってきています。東京オリンピックでの金メダルが自分の人生のゴールだと思って頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いします!」(脇本選手)

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