「バイデン現象」日本酒にも 栃木「鳳凰美田」に大注目、「BIDEN」のつづり一致

   栃木県で生産されている日本酒ブランド「鳳凰美田(ほうおうびでん)」の売り上げが伸びている。背景には、米大統領選挙で当選確実となったジョー・バイデン前副大統領がいた。

   熊本県山都町の梅田穣(ゆたか)町長が、漢字の音読みで(バイデン・ジョー)になると話題になった。こちら、「バイデン」と「美田」は、英語のつづりがいずれも「BIDEN」になる――。

画像は「鳳凰美田」のラベル
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日本酒専門店でほぼ全て在庫切れ

   「つづりの一致」を取り上げたのは、2020年11月10日朝放送の情報番組「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)。同日午後、「鳳凰美田」を取り扱う日本酒専門店の「ましだや」(栃木県壬生町)は公式ツイッターアカウントで、

「鳳凰美田が爆売れしてます!米大統領選にてバイデン氏が当選確実!バイデン氏のお名前の綴りは『Biden』!美田!鳳凰美田!え、そんな理由で売れてんのかい!」

とツイートした。ましだやの担当者は、10日のJ-CASTトレンドの取材に対し、

「本日の売上高が多いので...地上波(のテレビ番組)で取り上げられたみたいで。それが影響しているのかなと思ってツイートしました」

とコメント。普段は売り切れることはあまりないが、10日には約10種類の鳳凰美田のうち、ほぼ全てが在庫切れになったと話した。

   鳳凰美田を生産する「小林酒造」(栃木県小山市)の専務取締役・小林正樹氏は12日、取材に、

「1週間ほど前ですかね。バイデンさんが『当選確実』となってから、取引依頼のお問い合わせを十何件ほどいただいきました」

と明かした。しかし、「バイデンさんの関係ですごくお問い合わせが多いんですが、お問い合わせをいただいたからといってすぐにいっぱい(生産が)できるわけではないんです」とも。

「新しくチャンスをいただいている」

「日本酒業界はすごく独特でして。有名な銘柄であればあるほどなかなか買えない。流通とブランディングのタイアップの中で、『限定流通』という展開をしています」

   鳳凰美田も、その1つだ。小林酒造は国内外を問わず、実際に来社してもらうなど、販売店とのコミュニケーションを経て、信用できる取引先を決めている。

   一方で、国内の日本酒メーカーはそのブランド力を武器にしつつ、世界へ流通を広げるために努力している。そうした中で、鳳凰美田が今回大きな注目を浴びた。

「今回のバイデンさんがきっかけで、新しくチャンスをいただいているということですね」

小林専務は、こう感じている。

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