コロナ禍で帰省できない人へ 「年賀状で、会いましょう。」キャンペーン

   年賀状印刷のフタバ(名古屋市)の2020年11月の調査によると、これまで年末年始に帰省をしていた人のうち約4割が「今年は帰省しない」と回答。一方で、「年賀状を送る予定」の人は前年比で約20%増加した。

   これを受け、フタバは帰省を控える人に向けて年賀状を送ることを提案する「年賀状で、会いましょう。」キャンペーンを2020年12月1日に開始した。新型コロナウイルス禍の今年だから呼びかける、例年とは異なるメッセージでのキャンペーンだ。

帰省できないから送る「年賀状で、会いましょう。」キャンペーン
「大変だけど、一緒に乗り越えよう!」など今年ならではの年賀状
はがきを合わせて出来上がる「絵合わせ年賀状」
動画を送れる「動画de年賀状」
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年賀状で動画も送れる

   同社はこのメッセージを込めたCM動画を1日からユーチューブで公開。4日からは東海地区のテレビやラジオで放映されている。CMでは新型コロナの影響で帰省をしないと決意した女性が、親戚一同が集まるいつもの正月を振り返る。はがきを書きながら大切な祖父母や両親一人一人に思いを馳せ、最後は「今年は年賀状で、会いましょう」と締める。

   キャンペーンに合わせ、帰省をしない人の気持ちに合わせたデザインの年賀状を用意。「直接言えないから、年賀状でただいま」「大変だけど、一緒に乗り越えよう!」など、今年ならではのメッセージが描かれている。

   1枚では思いを書ききれないという人に向けた「絵合わせ年賀状」もユニークだ。2枚、もしくは4枚のはがきを合わせることで、1つの大サイズの年賀状が完成する。

   自分で撮影した動画を送れる「動画de年賀状」というのもある。注文画面から動画をアップロードすると、QRコードが印刷されたはがきを購入できる。このコードをスマートフォンで読み込むと、動画が再生される。書ききれない思いを伝えるのにぴったりだ。

   これらの年賀状は4日から発売されている。いずれもキャンペーン特設サイトか、フタバの公式サイトから注文できる。

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