「ホワイトアウト」は晴天でも起きる 損保会社が説く「慌てない」対応策

   激しい風と雪で視界が真っ白になり、何も見えなくなってしまう「ホワイトアウト」。冬になると、北海道でしばしば発生するが、2021年1月19日には、宮城県大崎市の東北自動車道下り、「三本木パーキングエリア」~「長者原サービスエリア」の区間で起きた。130台以上の車が巻き込まれ、追突事故などが発生、多くの車が立ち往生し、男性1人が死亡したという。

運転中、ホワイトアウトに見舞われたら…あらかじめ知っておきたいことは
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一瞬で視界を失う

   本州のドライバーにはあまりなじみがない「ホワイトアウト」。遭遇すると慌ててしまう。自動車保険を扱う損害保険各社はウェブサイトなどで対応策などを告知している。

   ソニー損保は同社サイトの「雪道の運転マニュアル-運転時の注意点-」で「ホワイトアウト」を取り上げている。「視界が悪化し、運転が難しいと判断した場合は、フォグランプ・リアフォグランプなどを点灯させ、車を目立つ状態にしましょう。走行軌跡をたよりに、ゆっくり走行してください。コンビニエンスストア・道の駅などの安全な場所に停車しましょう」とアドバイスしている。

   三井ダイレクト損保もサイトで、「ホワイトアウトに見舞われたときの対処法」を掲載している。「風が弱く気温が高くても雪片が大きなボタン雪がたくさん降ると、雪片に視界が遮られてホワイトアウトが起こる場合もあります。そのため、気温が高くて風が弱くても油断は禁物です。ホワイトアウトが起こると、一瞬で数十cm先でさえ見えなくなる場合もあるので運転は危険を伴います」「事前に大雪や吹雪が予想されているなら、ホワイトアウトに対して構えることもできます。しかし、積もった雪が強い風で巻き上げられる"地吹雪"によって起こるホワイトアウトは晴天でも発生します」と注意を呼び掛けている。

レンタカー会社もアドバイス

   北海道ではホワイトアウトに絡む事故がしばしば起きている。上記の東北自動車道事故と同じ1月19日には、北海道長沼町の国道で多重衝突事故があり、大型トラックなど40台が立ち往生した。

   2018年2月、北海道ニセコ町では、吹雪で視界不良になっている中で、路肩を歩いていた女子大学生が乗用車にはねられ死亡する事故があった。運転していた男性は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪に問われ、20年1月に札幌地裁で禁錮1年2月、執行猶予3年の判決を言い渡されている。

   冬の北海道をドライブする場合、寒波などで本州では考えられないような状況に陥ることが少なくない。北海道のレンタカー会社の中にはサイト上で、きめ細かく注意点をアドバイスしているところもあるので、事前に調べておくと参考になる。

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