「サムライマック」レギュラー化したのに 「倍バーガー」頼めない事情を探る

   ハンバーガーチェーン「マクドナルド」には、「倍バーガー」というサービスがある。17時以降の「夜マック」時間帯にバーガーを頼む時、追加で100円を払えばパティ(具材の肉)の量を倍にできるのだ。

   一方で、2021年4月7日に新レギュラーバーガーとして登場した「サムライマック」の「炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ」・「炙り醤油風 ベーコントマト肉厚ビーフ」では、倍バーガーを適用できない。

サムライマックを倍バーガーで食べたい人も(写真と本文は関係ありません)
マクドナルドの「炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ」
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レギュラー化したのに「倍」にできない

   サムライマックの「ダブル肉厚ビーフ」「ベーコントマト肉厚ビーフ」は2020年4月にも期間限定メニューとして登場し、21年4月からレギュラー化した。

   注文上のルールでは、期間限定商品には「倍バーガー」は適用できない。新たにサムライマックがレギュラーとして販売されることで、「ダブル肉厚ビーフ」も倍バーガーで食べられるのではないかと期待する人が4月のツイッター上でみられた。

   ただマクドナルド公式サイトによると、サムライマック商品は倍バーガーの対象外なのだ。4月28日からはパティが3枚に増えた期間限定メニュー「炙り醤油風 トリプル肉厚ビーフ」が登場しているが、「ダブル肉厚ビーフ」のパティは2枚。「倍」の4枚では食べられない。

スピーディーな提供難しい

   日本マクドナルド広報に取材すると、「サムライ」バーガーを倍バーガーの対象外としているのは、まず店内でのオペレーションの検証結果が理由の1つだ。高品質でおいしい商品を用意することを考えた時に、「スピーディー」に提供することが難しいのだという。

   また、パティの厚さも背景にある。「サムライマック」では通常よりも厚いビーフを使っており、「ダブル肉厚ビーフ」では最初から2枚入っている。これを倍にしようとするとバーガーが崩れやすくなり、提供する商品の品質にばらつきが出ることを懸念したとのことだ。

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