マクドナルド「Sのみ」フレッシュネス「増量」 輸入ポテトでも「明暗」

   マクドナルドの「マックフライポテト」が、またもSサイズ限定販売となった。北米からの原料輸入が遅れているためで、1か月程度はM、Lサイズが買えない。

   ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」でも、新型コロナの影響で欧州からのポテト輸入が遅れ、2022年1月14日から「びっくりフライドポテト」など5メニューを販売休止とした。一方、ハンバーガーチェーン「フレッシュネスバーガー」は1月14日から2月27日まで、「北海道産フライドポテト」を25%増量する。「明暗」はどこで分かれたか。

マックフライポテトMサイズ 現在は販売休止中
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欧州産だが増量

   フレッシュネスバーガーは「ポテト、あります!」をキャッチフレーズとしたキャンペーンを1月14日に発表。 SNS上で「ポテトロス」「ポテト難民」などのワードが出ていることを受け、「北海道産フライドポテト」の「R」(通常)サイズ・ Lサイズなどを増量しているという。

   「北海道産フライドポテト」は北海道の契約農場で収穫したジャガイモを使っており、マクドナルドやびっくりドンキーのような海外からの輸入遅延の影響は受けていないとみられる。

   コンビニエンスストア「ミニストップ」は、ホットスナック「Xフライドポテト」を21年12月26日〜22年1月10日まで1.5倍増量して販売した。すでにキャンペーンは終了したが、今度は「まとめ買い需要に応じるため」として1月14日から「Xフライドポテト」が3個分入った「バケツポテト」を提供している。なお、こちらの原料のジャガイモは欧州産だ。

「ウェンディーズ」ポテトの日に

   ハンバーガーチェーン「ウェンディーズ・ファーストキッチン」は、毎月11日を「ポテトの日」として、フライドポテトメニューのMサイズからLサイズへの増量を無料で受け付ける。公式サイトによると同チェーンのイモは米国から輸入しているが、無料増量キャンペーンは1月11日も実施した。

   フライドポテトをめぐって各店さまざまな対応を見せており、ツイッター上では「ポテト戦争」「仁義なき戦い」とも評されている。

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