「ジャンプ+」で連載「タコピーの原罪」転売続出 単行本が倍近くの高額

   ウェブ漫画誌「少年ジャンプ+」で連載中の「タコピーの原罪」。その単行本「上」巻が2022年3月4日に発売されると、8日までにフリマアプリ「メルカリ」で相次いで転売されている。

   書店のツイッターアカウントが、転売品を購入するのを控えてほしいと投稿するなど、波紋を呼んでいる。

タコピーの原罪(上) (タイザン5さん著・集英社)
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転売から購入少なくない

   「タコピーの原罪」は「タイザン5」さんが2021年12月10日に連載を開始した。「ハッピー」を広めるため地球に降り立った宇宙人・タコピーが、笑わない少女「しずか」と出会い、トラブルに巻き込まれていくストーリーだ。

   連載当初は「ジャンプ+」での作品バナー画像に「最高にハッピーな小学生人間ドラマ」と掲げていたが、1話から複雑な家庭環境やいじめといったエピソードが展開され、ツイッター上で話題を呼んだ。各話はいずれも22年3月8日までに、300万回以上閲覧されている。

   単行本の紙版の通常価格は693円で、電子版は659円。転売状況を調べると、紙版はメルカリだと1200円以上が100件以上みられる。8日19時現在、転売品のうち8割近くが売り切れだ。

   ECサイト「アマゾン」の場合、アマゾン公式からの出品は品切れで、他の業者から1400円以上で販売中。「楽天ブックス」では売り切れで注文できない。

「人の心がない高額転売」

   「紀伊國屋書店新宿本店コミック売場」のツイッターは6日、上巻はすでに重版が決まっており順次入荷予定だと説明。「人の心がない高額転売から買うのはやめて欲しいっピ!」と作中の「タコピー」の口調に合わせながら呼びかけた。

   本来は初回無料でも読め、重版が決まっている中、高額転売が横行する事態に驚くツイッターユーザーは少なくない。

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