「週刊文春エンタ マンガ賞!」 志田未来、尾崎世界観らが選者に

   文藝春秋は2022年7月12日、エンターテインメント誌「週刊文春エンタ+」を発売した。同誌では新たに「週刊文春エンタ マンガ賞!」を創設。ノミネートされた8作品の中から、「最高賞」を誌面で発表している。

「週刊文春エンタ+」表紙
「週刊文春エンタ マンガ賞」の選考審査員を務めた女優・志田未来さん
「週刊文春エンタ マンガ賞」の選考審査員を務めたアーティスト・尾崎世界観さん
「週刊文春エンタ マンガ賞!」第1回最高賞を受賞した「るなしい」(意思強ナツ子さん作)
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「続きがすごく気になります」

   「週刊文春エンタ マンガ賞!」の選考審査員を務めたのは、女優・志田未来さん、アーティスト・尾崎世界観さん、お笑い芸人「パーパー」・あいなぷぅさんら8人。「最高賞」に選んだ作品は、意思強ナツ子さんの「るなしい」だった。

   あらすじは、こうだ。主人公は、祖母の鍼灸院で暮らす高校生・郷田るな。「自己実現」を売る信者ビジネスで「火神の子」と崇められていたが、学校ではいじめられていた。ある日、クラスの人気者・ケンショーに助けられる。るなはケンショーに淡い気持ちを抱くが、「火神の子」に恋は許されない。そこでるなは、ケンショーを信者ビジネスの「客」にしようと決意する。

   審査員の志田未来さんは、次のように作品を評価した。

「この作品はまったく先が読めずどんな展開になっていくのか想像もつきません。だからこそ続きがすごく気になります。奇妙なゾクゾク感が病みつきになって、正しさの境界線がわからなくなる物語でした」

   同じく審査員の尾崎世界観さんは同作について、こうコメントしている。

「この主人公に強く惹かれた。おかしくて、頼りなくて、ちゃんとブレている。だからこそ、読者はそのブレを信じてついていける。巻を追って作品を読み続けるのも一種の信仰だとすれば、この作品はとても信じるに値すると思った」

   「週刊文春エンタ+」は、定価660円。なお、2021年12月28日に発売された「週刊文春エンタ!」では、J-CASTトレンドに連載中の「はつめ」さんが、インタビューとグラビアに登場した。

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