ドムドムハンバーガー「1号店の地」町田へ戻る日 最近も検討していた

   日本最古のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」。一時は閉店が相次ぎピンチに立たされたが、近年黒字転換し話題になった。そのドムドムハンバーガーで、人気のグッズなどを販売するポップアップショップが発祥の地・東京都町田市で2022年8月26日から開催中だ。

   実は、同日時点で町田市にドムドムの店はない。再出店の予定はないのだろうか。

町田への「出戻り」、可能性は…（写真：アフロ）

期間限定での復活はあったが...

   ドムドムハンバーガーは、1970年2月創業。「ITmedia ビジネスオンライン」22年7月26日付記事によると、米マクドナルドの日本上陸1年前だという。全盛期となる1990年代には、全国400店舗以上を誇った。しかしその後、当時親会社だったダイエーの経営危機の影響を受けて続々と閉店し、記事掲載時点では27店舗だという。

   一方で最近、黒字転換による「復活」を、複数のメディアが報じている。記事ツイートが大きな反響を呼んだケースもあり、「再出店待っています」といった声が相次いだ。

   ドムドムハンバーガーを運営する「ドムドムフードサービス」は現在、神奈川県厚木市にある。一方、「1号店」は東京都町田市につくられたが、現在は姿を消している。2020年、創業50周年を迎えた際には期間限定で「復活」したが、その後は本格的な再出店は見られない。

   ドムドムフードサービスに取材した。同社の広報担当者は「実は...」と、事情を次のように話した。

   「少し前にも、めぼしい空き物件がありましたが、設備などの条件の兼ね合いで決まりませんでした」

   プランはあったようだが、2～3週間前に頓挫してしまったことを明かした。しかし、創業の地への「出戻り」は引き続き検討するそうで、「機会があれば、出店していきたい」と意気込んだ。