「iPhone 14」新味少なくガッカリ感 300万人が見た発表会配信でため息

   「iPhone 14」シリーズ発表――。米アップルが2022年9月8日(日本時間)に開いた発表会の様子を、公式YouTubeチャンネルが生配信し、多くの人が見守った。

   しかし、フタを開けてみると期待されていたほどの新味がなかったようで、視聴した人からはガッカリする感想が漏れた。

iPhone 14とiPhone 14 Plus(画像はアップルのリリースから)
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USB-Cと指紋認証に期待

   発表前、さまざまな憶測が流れた。例えば「USB Type-C」端子(USB-C)。2023年以降の発売モデルに搭載されるという予想があった。iPadシリーズではほぼ全てで採用されたためか期待する声も大きかった。また、今年3月に発売された「iPad Air」(第5世代)や昨年9月発売の「iPad mini」(第6世代)で復活した、指紋認証機能「Touch ID」のiPhoneでの復活を望む人が多かった。

   そのためか、発表会のライブ配信には多くの人が集まった。生で視聴している人数を表す「同時接続者数」は、開始早々150万人を記録。新型iPhoneの紹介が始まると、300万人を突破した。

   前モデルからの大きな変更点は、衛星通信機能を内蔵し、緊急時衛星接続機能「Emergency SOS via satellite」(日本では使用不可)が追加されたこと。またノッチが「Dynamic Island」というパンチホールに変更し、新色として「ディープパープル」が追加された。なお接続端子は従来の「Lightning」のままで、指紋認証の復活はなかった。

「微妙」「変化なし」「高すぎ」

   多くの人の期待には応えていなかったのか、最大338万人だった同時接続者数も紹介の途中から300万人を割り、衛星通信接続機能の話が始まると270万人まで一気に減少。ツイッター上でも、肩透かしを食らった人が多かったようで「がっかり」「微妙」「変化なし」「(価格が)高すぎ」と厳しい評価が相次いでいる様子だった。

   発表された新型モデル「iPhone 14」は、価格は11万9800円からで、予約は9月9日21時から開始、16日発売だ。

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