秋葉原が物寂しくなった シャッター降りたビル、広告が消えポツンと空き地

   秋葉原といえば日本一の電気街、そしてサブカルチャー文化の中心地だ。そんな観光地でもあり、大きく栄えていた街で、空白地帯が目立つようになっていた。

   2022年9月13日、J-CASTトレンド記者はJR秋葉原駅(千代田区)の電気街口改札からAKB48劇場の入るディスカウントチェーン「ドン・キホーテ 秋葉原駅前店」までを歩いてみた。

電気街南口から出てすぐの交差点、屋上広告もほとんどない
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ビル丸ごと閉店に休業...

   改札を出て電気街南口から「ドン・キホーテ 秋葉原駅前店」を目指すと、最初に目に入るのは家電量販店「オノデン」と「ラオックス 秋葉原本店」の2つのビルだ。


画像左手奥と右手奥にはシャッター、正面のラオックスは休業中

   そのうち「ラオックス 秋葉原本店」は6月11日から店舗休業中のためシャッターが降り、壁面に設置されている秋葉原地区で最も古い屋外大型ビジョン「アキバビジョン」も画面は真っ黒。また、道を進むと右手に出てくる青いビル1階にある「富士そば」隣のテナントもシャッターが降ろされ、その上の階にはテナント募集の紙がみえる。

   道を挟んでその向かい、真っ赤なビルはまるまる1棟空き家状態。このビルに隣接するビルも、シャッターが閉ざされている。「グーグルアース」で調べてみると、21年5月時点ではまるごと1棟に免税店が入っていたようで、ビル壁面にもデカデカとカラフルな店名が掲げられていたようだ。

   また、このビル2棟は屋上広告もなく、ビル自体がまっさらな印象を受ける。さらに細長いビル2つと、道を挟んで並ぶパチンコ店「ビッグアップル」が入る雑居ビルの屋上広告も真っ白。駅口を出てすぐの中央通りから、空きテナントや営業していないビルが多い印象となった。

中央通りに面する、まっさらな空間


赤が目立つ通り一帯にポツンと開いた空間

   オノデンを正面に青いビルに沿って右折。ほどなくして「ビックカメラ AKIBA」が目に入ってきた。その横、「ボークス秋葉原ホビー天国2」と「タイトーステーション 秋葉原店」とのビルの間がポツンと空いている。その空間を囲う白い壁には「建設計画のお知らせ」。現在「トレーダー秋葉原」というゲームソフトや映像メディアなどを扱う専門店の新店舗建設中、という張り紙が確認できた。

   そのまままっすぐ歩き、8月31日に閉店した「とらのあな 秋葉原店A」を通過、「ドン・キホーテ 秋葉原駅前店」に着いた。


「田中無線電機ビル」が建っていた場所

   道路反対側を見るとかなり広い空間に建物がなく、そこだけ切り取られたかのよう。ここは以前に取材した「田中無線電機ビル」が建っていた場所だ。ビルに入居していたゲーミングPCブランド「G-Tune」専門店「G-Tune:Garage秋葉原店」は、閉店理由について「再開発に伴うビルの建て替え」と秋葉原店の公式ツイッターで発表していた。

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