寒波で「スイッチ」や木工用接着剤が凍結の危機 一度凍ったら結構マズい 

   強烈な寒波が日本列島に襲来している。日用品に、思わぬ影響があるかもしれない。

   接着剤メーカーのセメダイン公式ツイッターは2023年1月24日、「木工用接着剤は寒い場所に置いておくと凍ります」とツイートした。凍った場合は、内容物を溶かしても再利用できないという。「保管場所にご注意ください」と呼びかけている。

凍結に注意 (画像はセメダインの木工用接着剤「木工用速乾」50ミリリットルタイプ、同社広報の提供)
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保管は2~40℃の場所で

   セメダイン広報を取材した。「(木工用接着剤は)約0℃程度で凍ります。2~40℃の場所で保管をお願いします」と話す。接着剤に含まれる水分が凍結するのだ。

   同社ツイッターが1月24日に投稿した補足ツイートによると、こうだ。木工用接着剤とは「樹脂成分が水に溶けた、『水性接着剤』」であるため、凍ってしまうと水と他の成分が分離したり、粗い粒子が発生したりして、元に戻らなくなる。

   先述の広報によると、同社製品以外の一般的な木工用ボンドでも、気温によっては凍る可能性があるとのことだ。

ゲーム機が結露したら、まず電源オフ

   セメダインのほかにも、企業が自社製品について注意喚起する例があった。任天堂だ。

   公式ツイッター「任天堂サポート」の1月23日付投稿によれば、温度が急激に変化すると、ゲーム機の本体内部に結露が発生し得る。結露が生じた場合は電源を切り、水滴が乾くまで暖かい部屋に置いておくのがよいという。「ニンテンドースイッチの電源をオフにする方法」を説明したページへのリンクを添え、呼びかけた。

   政府や各自治体も、路面や水道管の凍結に関して広く注意を促している。厚生労働省公式ツイッターは1月24日、水道管の凍結で水が出ない場合には

・溶けるのを待つ
・水道管にタオルなどを巻いて、ぬるま湯をかける(熱湯だと管が破裂する恐れがある)

これらの対策を行うよう、ツイートで説明している。

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