学研『学習』が令和に復活、親子で楽しめる「はにわ」がヒット 『科学』はユニークイベントも
16年ぶりに復刊した『学研の学習』が、ユニークな仕掛けを続けている。2026年7月9日に「復刊第一号」として発売された『学研の学習 はにわの大国宝展』は、2度目の増刷が決まるなど好調な売れ行きだ。
10月31日にはリアルイベントを開催予定で、Gakken(東京都品川区)によると、定員20人に対して125人の応募があり、抽選で参加者を決めたという。
国宝の埴輪「挂甲の武人」を組み立て
『学研の学習』は1946年創刊した、小学生向けのふろく付き総合学習誌。1957年創刊の『科学』と共に、昭和から平成の子どもたちには「科学と学習」として親しまれた。いずれも2010年に休刊となった。
復刊最初となった「はにわの大国宝展」は、東京国立博物館が監修。国宝の埴輪「挂甲の武人」を組み立てたり、勾玉を石から磨いたりしてつくりあげる体験型のキットだ。
Amazonのカスタマーレビューを見ると、親子で一緒に作っている様子が複数書き込まれ、またかつて『学研の学習』を読んでいたとみられる人の「懐かしい」というコメントがある。
8月18日には、東京国立博物館の考古展示室と中継をつないで、研究者と一緒にはにわのひみつを探るオンラインイベントを開催。さらに10月31日、同博物館で研究者に質問したり、展示室にあるはにわを実際に見たり、ミニ作品づくりに挑戦したりといったリアルイベントが開かれる。
全国の仲間とつながるコミュニティー
『学研の科学』は、『学習』に先立ち2022年に復刊した。水素エネルギーロケット、カブトエビの飼育観察キット、大図鑑プロジェクターといった、ユニークな体験キットを出してきている。
読者のためのオンラインコミュニティー「あそぶんだ研究所」も、特徴的な取り組みだ。自宅からワークショップに参加して全国の仲間と一緒に実験・工作したり、編集部や研究者にオンラインでコミュニケーションをとったりできる。利用には会員登録が必要だ。
2025年10月には、会員限定のリアルイベント「ぶんだ祭2025」を開催。恐竜博士・真鍋真氏をゲストに迎え、参加した子どもたちが直接質問する機会を得た。
Gakkenによると、2026年の「ぶんだ祭」は12月上旬に開催予定。ゲストによるトークイベントや、『学研の科学』編集部による実験ショーなどを行うという。