付録ほしさに雑誌を買う そんな時代がやってきた

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   ここ数年、ファッション誌につく「付録」が目立ってきた。ファッションブランドとコラボしたポーチなどの小物入れや文房具は、作り自体もしっかりしている。付録目当てに普段は買わない雑誌を買ってしまう人もいるようだ。

ファッション誌「sweet」が大躍進した理由

   書店やコンビニエンスストアには現在、ファッション雑誌の5月号が並んでいる。たとえば、集英社「MORE」「BAILA」、主婦の友社「mina」「S Cawaii!」、宝島社「mini」「spring」「In Red」「sweet」には、人気ファッションブランドとコラボしたポーチやアクセサリー、小物類がついている。価格帯は500~800円。

   中でも、女性ファッション誌「sweet」(5月号)には、人気ブランド「Cher(シェル)」のトートバッグとポーチの2大付録がつき、話題となっている。キャンバス素材のトートバッグのサイズは、よこ20cm×たて18cm×マチ11cm。水筒や弁当箱を入れたり、財布や本を入れてちょっと外出したりするのには丁度良いサイズだ。また、ポーチには汚れを目立ちにくくさせるための裏地を張り、ポケットもついている凝った作りだ。

   個人のブログでは、この付録に対して、「¥780のお値段で付録にしては満足だと思ぃマス」「付録がcherのものはもう無条件で買ってしまう」「今月のsweetは買うつもりなかったのに、付録が魅力的すぎて衝動買いしちゃいました」などと書き込まれている。

   発売元の宝島社によると、2007年7月には20万部だった発行部数が08年3月に46万部、5月号では60万部と大幅に伸びた。付録につくブランドアイテムは、同社が掲げるマーケティング戦略の中でも重要な要素という。なお、ほかにも価格設定や表紙の見直しなども随時行っている。広報は「ブランドアイテム(付録)は、他紙との差別化を図るための強みです。部数増となったのも、そうした戦略がよかったのだと思います。また、『Cher』のポーチのついた『sweet 5月号』は4月11日に発売したばかりですが、通常の号よりも売れ行きがいい」と話している。

男性ファッション誌にも付録がつく

   一方、女性ファッション誌ばかりでなく、男性ファッション誌にも付録がついくケースもある。宝島社「smart」5月号には、サルをモチーフにした人気ブランド「A BATHING APE」とコラボした靴下2足がついた。ブランドロゴのワンポイントがついており、見た目には店にも置かれていそうだ。また、ワニブックスのファッション誌「COOL TRANS」5月号には、人気バンド「ドラゴンアッシュ」とコラボしたエコバッグがついた。

   「COOL TRANS」の編集長の里見真人さんによると、同誌ではここ5年ほど基本的には毎号付録をつけているという。単純な比較はできないとしながらも、付録を付けなかった号ではやや売れ行きが悪かったそうだ。読者からの要望も多いらしく、「読者アンケートを見ると、8~9割は付録を付けて欲しいと希望しています」と明かす。

   実際、付録が楽しみだという読者は多いようだ。ある主婦はブログで、ターゲットの違う層の雑誌でも付録ほしさについ衝動買ってしまったと告白している。ほかにも、「雑誌の値段から考えると、だいたいの付録は『こんなの付けていいの?』っていうぐらいクオリティが高いです」「どれもこれも、心ときめく付録ばかり。(略)結構使い勝手も良いのよね!大満足しております~♪」といったカキコミもある。

   出版業界の調査研究を行っている「出版科学研究所」の担当者は、「雑誌に付録がつき始めたのは、付録に関する基準が緩和された2001年以降です。以来、その点数は増えています。お得感もあることから、付録目当てに買う人は多いはずです」と話す。

   一方、前出のファッション誌「COOL TRANS」の里見編集長は、雑誌の付録をこう見ている。

「ネットで情報がとれる時代になった。だからこそ、雑誌にはプラスαが求められていると思います。もちろん誌面の内容もさることながら、付加価値をつけるためには付録も重要でしょう。将来的にはもしかしたら、雑誌には付録がついて当たり前――そんな風になるかもしれませんね」
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