原発事故めぐる週刊現代VSポスト 「危険強調」路線と「恐怖あおるな」派

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   福島第1原発事故をめぐり、週刊現代と週刊ポストの路線の違いが目立っている。現代が、「『放射能汚染』列島 全情報」などの見出しで危険性を前面に出す一方、ポストは「生半可な知識で恐怖心を煽ることを慎むべきだ」との立場を鮮明にしている。

   2011年3月28日に首都圏の書店などに並んだ週刊現代(4月9日号)と週刊ポスト(4月8日号)の最新号は、原発事故や「放射能」関連情報について対照的だった。

現代「本誌の試算では『安全』なんて、とても言えない」

   週刊現代の原発関連記事の見出しは、「『体内被曝』は始まっている」「世界の常識『安全な被曝』なんてありえない」などとなっている。一方週刊ポストの方は、「実は普段から食べている『放射線を受けた食品』」「米ソ冷戦時代は日本中が高濃度放射線下だった」といった調子だ。

   現代は、見出しに続く前文風の項目紹介で「『人体に影響は及ばない』 政府はそんな認識で本当にいいのか。本誌の試算では『安全』なんて、とても言えない」とうたっている。記事ではたとえば、「ECRR(放射線リスク欧州委員会)のクリス・バスビー博士」の「私がリーダーならば、東京の人も絶対に避難させます。なぜなら福島原発はまだ放射性物質を放出しつづけています。(中略)避難させずに後でがん患者が増えたらどうするんですか」というコメントを紹介している。

   ポストの小見出しは、「広島、長崎でも『遺伝的異常』は全くなかった」「『決死隊』より宇宙飛行士のほうが被曝していた」などだ。前文では、「こういう時こそ、生半可な知識で恐怖心を煽ることを慎むべきだ」として、「放射能をどれくらい恐れるべきか、恐れなくていいのか」をレポートする、としている。

ポスト「恐怖心を煽ることを慎むべきだ」

   もちろん、現代にも「放射能汚染による人体への影響は、何十年も経ってからがんや白血病を発症するように、すぐにはわからないものが多い」という記述が記事中にはあるし、ポストも「いたずらに『放射能は安全だ』ということは本稿の趣旨ではないが(略)」とことわっている。それでも、全体的には危険性を強調する現代路線と、ポストの「恐怖あおるな」路線の違いは際だっていると言えそうだ。

   両誌は先週号も、表紙の見出しをみる限り、「制御不能 福島原発 これから始まる『本当の恐怖』」(現代)、「日本を信じよう」(ポスト)と路線の違いを感じさせる構成となっていた。

   先週号の週刊誌をめぐっては、朝日新聞出版の週刊誌「AERA(アエラ)」(3月28日号)が、表紙に「放射能がくる」との見出しをつけ、防護マスクをつけた作業員らしき人の顔のアップ写真を載せたことが「不安をあおる」として批判を招いた。同誌編集部がネットのツイッターや同誌サイト上で謝罪する騒動に発展した。

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