仙台に勇気と希望の「2勝」、マー君激投に「運命背負ってる」の声も

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   プロ野球の楽天イーグルスとサッカーJ1のベガルタ仙台が2011年4月29日、それぞれの本拠地で今季の開幕戦を迎え、楽天が3対1で、また仙台が1対0でともに接戦をものにし、被災地復興に向け夢と勇気を与えた。

「絶対に負けられない試合」

   2万観衆を迎え、日本製紙クリネックススタジアム宮城でオリックスと対戦した楽天は、「絶対に負けられない試合」と話していた先発の田中将大投手が気合十分の投球でオリックス打線を6安打、1失点に抑える好投を見せ、オリックス先発の元メジャーリーガー・朴贊浩投手との投げ合いを制した。

   試合後に行われたセレモニーであいさつした選手会長の嶋基宏選手は、「誰かのために戦う人間は強いと分かった。東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう、この時を。絶対に勝ち抜きましょう、この時を。今この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはず。絶対に見せましょう、東北の底力を」と力強くメッセージを送った。ただ、「なぜ、マー君じゃないの?」「マー君のヒーローインタビューはなし?」という声が表すように、この日の試合のヒーローである田中の言葉を期待していたファンは多かったようだ。

   ネットに寄せられた応援コメントの中には

「佑ちゃんは確かに、勝ち運もってるけど、マー君はもっとこう・・・高いものを持ってるよね。運命って言うかさ。高卒で新興弱小球団に入ったり、高校のときのライバルが同じリーグに入ったり・・・運命背負ってるわ。とりあえずお疲れ様、ナイスピッチ」
「こんなん勝ち方してたらピッチャー、シーズン持たないよ。マー君良くやった」

など、大きなプレッシャーのかかるゲームで結果を出してみせた若きエースをねぎらうコメントが多数あった。

   田中選手は、記者会見で

「特別な試合になると思って準備してきた。こういう結果につながってうれしい」

と安堵の表情。

   ファンからは「オリ(ックス)じゃなくても今日の楽天に勝つのは難しかったろうな」とのコメントもあるが、被災地復興のため、「勝つしかない」と気合十分で臨んだこの日の田中投手を打ち崩せるチームはなかったかもしれない。

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