被災地の子どもに思い馳せる「粗食給食」 ネットでは批判や疑問相次ぐ

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   広島県福山市教育委員会が2011年9月5日、市立の幼稚園・小中学校の給食で主菜をやめた「粗食献立」をだした。東日本大震災の被災地では、調理施設が被害を受け、十分な給食を提供できない状態が続いている。そうした被災地の子どもたちの生活を身近に感じてもらうのを狙いに、9月の「防災週間」に合わせて実施した。

   しかし、ネットではこれがえらく不評で、批判や疑問が相次いでいる。

主菜ない献立に「理解できない」「異常」

主菜なしはちょっと寂しい?(画像は給食室イメージ)
主菜なしはちょっと寂しい?(画像は給食室イメージ)

   「粗食献立」はご飯、豚汁、味付けのり、牛乳といったメニューで、普段ある主菜の一皿がない。食べ盛りの子どもたちにとっては少し物足りないかもしれないが、給食では毎日多くの残飯が出ている。食の大切さを今一度見直すとともに、遠く離れた被災地の子どもたちの大変な生活を身近に感じるため、教育の一環として1学期から検討してきたという。

   しかし、インターネット上では「理解できない」「なんで子供の楽しみや栄養削るの?」といった批判や疑問が相次いでいる。

   今回、3万人分の「粗食献立」で浮いた約300万円は復興支援のために寄付する。ネットでは、「大人たちの都合で子どもたちに粗食を強制した」「子どもの栄養を犠牲に寄付金を捻出」という意見が広がっている。

   中には、1日限りの企画にも関わらず「成長期に栄養取らせないとか異常過ぎる」と過剰な反応を示すものや「抵抗できない子供から食費を奪って寄付ですか」「教師の給料を義援金にあてろよ」という厳しい声が上がっていた。

「寄付金を捻出するため、と取られてしまったのは本意ではない」

   福山市教委の担当者は、J-CASTニュースに対し「寄付金を捻出するためと取られてしまったのは本意ではない」とコメント。

   「被災地のニュースでは瓦礫の山や、変わり果てた町の姿などが多く報道されましたが、給食が十分に行き届いていないという子どもたちに身近なニュースはほとんどありませんでした。そうした苦労を身近に感じ、そこから学ぶこともあると考えて行いました」と語った。

   なお寄付に関しては、給食費の予算管理などを行う学校給食会の会合で7月に話し合われた。出席していた市内86校の学校長とPTA会長の計175人がこれを承諾。その後、各校のお便り欄等で会合の内容が伝えられたという。

   「『粗食献立』というのも正直ショッキングなネーミングだったのですが、実際は1品抜いてもカロリーを補えるような工夫もしていて、子どもたちの栄養面もしっかりと考えた上での企画です」と担当者。また、子どもたちの作文からも、こうした思いが伝わったようだとしている。

   ちなみに、この件に関して福山市教委にも数十件程度、意見が寄せられているが殆どが県外からのもので、保護者からと思われる批判的な意見は数件にとどまっているという。

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