2024年 4月 27日 (土)

来年3月でスタッフ全員退職 「朝日ニュースター」事実上消滅

テレ朝「番組編成は現在検討中で、まだお知らせできない」

   衛星チャンネルは1989年10月に放送を開始したCS放送事業者の老舗。視聴契約世帯数は約570万世帯にのぼる。現在は朝日新聞の子会社で、テレビ朝日からも出資を受けているものの、テレビ朝日グループには属していない。

   2012年4月からはテレビグループ入りし、CS放送事業は「テレ朝チャンネル」との2チャンネル体制になる。

   テレビ朝日は「デジタル5ビジョン」(経営計画2011~13)の柱として、地上波テレビ放送を中心にBS放送やCS放送などの放送メディアやその他のメディアと、相乗的かつ有機的に連携してコンテンツを展開していく考えで、「朝日ニュースター」の事業譲受はそれを具現化したもの、と説明する。「最適な選択肢であると判断している」という。

   とはいえ、CS放送の2チャンネル化となれば、よほどそれぞれの特色を打ち出さないと視聴者は獲得できない。「新生・朝日ニュースター」は、いったいどんな番組編成になるのだろう。また、現行の番組で放送が継続されるものはあるのだろうか――。テレビ朝日に聞いてみたが、「番組編成、番組の内容については現在検討中であり、まだお知らせできる段階ではありません」と、コメントするだけだった。

   (追記)当初、見出しで「全員解雇」とありましたが、衛星チャンネルの指摘で、「全員退職」に変更しました。

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