大王製紙の筆頭株主に「北越紀州」創業家から株取得

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   製紙業界第5位の北越紀州製紙が、第4位の大王製紙の創業家が保有する約2割の株式を取得し、筆頭株主となる方向で調整が進められている。大王製紙は2012年6月20日、「創業家および北越紀州製紙とのあいだで(株式の取得に関して)交渉中であることは事実」とコメントした。近く合意し、今月中に発表する見通し。

   大王製紙の創業家は保有する同社の株式をすべて売却する方向で最終調整。合意すれば、王子製紙、日本製紙グループ本社に次ぐ製紙業界の第3位連合が誕生する。

   大王製紙は井川意高前会長の巨額借り入れ事件をきっかけに深まった創業家との対立に終止符を打ち、北越紀州製紙との提携で生き残りを目指す。北越紀州は現在も大王製紙の株式を約3%保有しており、同社への出資比率は2割を超える。北越紀州は役員を派遣し、持分法適用会社にすることも検討するとされる。

   北越紀州は印刷用紙や菓子箱などに使う白板紙に強く、大王製紙が得意なティッシュペーパーなどの家庭紙は生産していない。北越紀州は主力工場が新潟県にあり、首都圏に供給しやすい。一方、大王製紙は愛媛県に主力工場を置き西日本に強みをもつ。

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