「絶歌」、貸し出し制限のケースに当たらず 日本図書館協会が発表

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   1997年に神戸市須磨区で起こった連続児童殺傷事件の加害男性(32)が「元少年A」として出版した「絶歌」(太田出版)について、全国の図書館が加盟する「日本図書館協会」は2015年6月29日、貸し出しを制限するケースには当たらないとの見解を発表した。

   見解は公式ホームページに掲載。同協会が1954年に採択した綱領「図書館の自由に関する宣言」(79年改定)にある「(図書館は)個人・組織・団体からの圧力や干渉によって収集の自由を放棄したり、紛糾をおそれて自己規制したりはしない」「図書館は、正当な理由がないかぎり、ある種の資料を特別扱いしたり、資料の内容に手を加えたり、書架から撤去したり、廃棄したりはしない」といった文章を引用し、「絶歌」の収集や貸し出しに制限をかけない方針を示した。

   「絶歌」をめぐっては、殺害された児童の父親が出版中止を求め、一部の図書館が購入を見送るなど波紋を呼んでいる。

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