ボタンを押すとロボットがお尻を拭いてくれた 国際福祉機器展で目についた驚きの最新機器

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   全国社会福祉協議会など主催の第42回国際福祉機器展が2015年10月 7日から 9日まで東京ビッグサイトで開かれた。

   500社を超す内外のメーカーや関連団体が改良を加えた福祉機器などを年1回持ち寄るもので、会場は施設職員ばかりか、車イスや杖に頼った障害ある人たちの姿も目立った。

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    介護産業の技術発展は日進月歩

「パルロ」は司会・進行役こなす

   出展は新製品に限らず、従来の製品も含まれている。どの分野でも便利そうな機器があふれ、ロボットを活用した製品が目についた。

   富士ソフト社の「パルロ」は身長約40センチのコミュニケーションロボット。簡単な会話ができ、人の顔と名前を覚える。ダンスや体操をし、歌も歌い、約20分のレクリエーションを司会・進行するという有能ぶりだ。50種類ものプログラムが組み込まれている。小売り、レンタルを始めている。

   福祉機器最前線として紹介されていた12機器は、義肢・義手から移動・歩行アシスト、見守りなど目的はいろいろだが、多くはロボット機器だ。機能が「パルロ」に似ているタカラトミーのお話ロボット「オハナス」は発売中。登録すると名前を呼んでくれ、いろんなおしゃべりができ、俳句、なぞなぞ、しりとりなどの言葉遊びも得意だ。また、日本アシストのロボット便座は、ボタンを押すとトイレットペーパーでお尻を拭いてくれるので、介護者の手を借りずにすむ。来年夏の発売をめざす。

   介護職員の負担軽減も大きなテーマだ。大がかりなつり上げ機械類もあるが、着るだけで腰の負担が軽くなるというサポートウェアが目を引いた。前屈時の背骨や太股の負担を2割ほど減らせる弾性生地のひも型装具で、「ラクニエ」の商品名でモリタが12年から発売している。農作業や工場作業にも使われ、着脱が簡単な新製品が近く登場する。中腰作業の多い女性向きおしゃれな製品「カレナ」もある。

   身近な生活用品も数多く展示された。龍角散のゼリー状オブラート「らくらく服薬ゼリー」は錠剤やカプセル、粉薬、漢方薬などを飲みやすくする。何年も前から出てはいたのだが、最近は海外でも注目されているとの情報に改めて見直した。

(医療ジャーナリスト・田辺功)

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