柱から大量のサラダオイル一斗缶 台湾地震、倒壊したマンション驚きの事実

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   台湾南部で発生した地震では、日本の「杭打ち偽装」を上回る欠陥建築の問題が発覚し、波紋を広げている。地震では2016年2月8日夕方時点で37人の死亡が確認されているが、そのうち35人が特定の高層住宅の住民ら関係者だからだ。

   壊れた柱からはサラダオイルの一斗缶が大量に発見され、「手抜き工事」だとの非難が相次いでいる。だが、すでに売主や施工業者は廃業しており、被害者の救済は難航しそうだ。

  • 倒壊した建物の柱から見つかった一斗缶が波紋を広げている(写真:AP/アフロ)
    倒壊した建物の柱から見つかった一斗缶が波紋を広げている(写真:AP/アフロ)

「柱の重さを減らしながら外観を良くするため」に一斗缶使った??

   問題とされているのは、台南市永康区にあった地上16階、地下1階建での高層住宅だ。この建物は1~3階には店舗、4階から上は住宅が入居し、約90世帯、200人が住んでいた。すでに死亡が確認されている人以外にも、100人以上と連絡が取れない状態が続いている。

   現地メディアによると、この建物が原形をとどめているのは1~5階部分だけで、それより上は「豆腐のように」倒壊してしまったという。

   だが、どういう訳か、周辺の建物はあまり大きな被害を受けていない。建物が倒壊したことで柱の内部がむき出しになり、その理由が露見した。まず、鉄筋を束ねる手順に問題があり、強度不足だった可能性が指摘されている。それ以上に衝撃を与えたのが、柱の中からサラダオイルなどの一斗缶や、発泡スチロールが発見されたことだ。

   1999年9月に台湾中部で起きた、いわゆる「921地震」では、2400人以上の死者が出た。これをきっかけに建物の耐震性も向上したが、今回倒壊した建物が完成したのは94年だった。「921地震」以前は、柱の重さを減らしながら外観を良くするために、こういった手法も横行していたという。こういった手法が倒壊に直接影響したかは明らかではないが、台南市当局は建築基準法違反の疑いもあるとして調査に乗り出している。

売り主と建設会社はすでに廃業

   この建物をめぐっては、すでに大きく2つの論争が起きている。ひとつが、損害賠償請求の問題だ。台湾当局が運営する中央通信社によると、売り主や建設会社はすでに廃業している。住民が手抜き工事に対して損害賠償請求をするのが困難だという点が、今後問題視されそうだ。

   もうひとつが、行政の責任だ。大手紙の中国時報(電子版)は、「921地震」後の調査で台南市当局が建物の危険性を把握していたにもかかわらず、特段の対応を行わなかったなどとして非難している。この点について台南市当局は、建物を危険だと判断していた事実はないとして反論している。

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