「小太り金髪、危害を加える恐れの女性が...」 さいたま市「緊急放送」で大騒ぎ

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   「人に危害を加える恐れのある女性が所在不明」「戸締りを確実に行ってください」。埼玉県さいたま市で2017年3月14日16時過ぎにこうした緊急放送がスピーカーから流れた。

   埼玉県警もツイッターで同様の警告をすると、ネット上では刃物を持っていたらどうするんだ、怖すぎる、情報が足りない、などと大騒ぎになった。市の教育委員会は小中高の管理職に向けて生徒の安全を守るための対策を取るように通知した。

  • 「戸締りを確実に行ってください」(写真はイメージ)
    「戸締りを確実に行ってください」(写真はイメージ)

「身長155センチくらい」「戸締りを確実に」

   今回の防災行政無線(緊急放送)の原稿は15日現在も市のホームページにアップされている。

「大宮西警察署から、緊急のお知らせをします」

から始まり、「さいたま市内で、人に危害を加える恐れのある女性が所在不明になっている。年齢は30歳くらいで身長は155センチくらい。小太りで髪は金髪長め」と極めて具体的で、

「警察では現在捜索しておりますが発見には至っていません。戸締りを確実に行い、類似の不審者を見かけましたら、大宮西警察署までご連絡下さい」

となっている。市の安心安全課にJ-CASTニュースが3月15日取材したところ、これは地元テレビ局「テレ玉」でもテロップで流れ、市のコールセンターでも問い合わせを受ける体制を取った。

   ネット上でも何が起きたのか大騒ぎになり、

「さいたま市、めちゃくちゃ広いけど、要注意。大宮公園は大丈夫かな?いきなり、殺されるかも?」
「あーこれ放送流れてて思わず窓開けて聞き直したわ」
「戸締りを確実に行いってほとんどバケモンじゃん」

などといった書き込みがツイッターや掲示板に出て、県警のツイッターには、

「当該人物の人着について判明していますか?」

などといったリプライが寄せられた。

その後、「事件性は無い」と埼玉県警

   今回の件で市は「学校ネットワーク」を使い管理者に注意を呼びかけ、生徒にホイッスルやブザーを持たせ、危険がせまったら大声を上げるように指導するようにと伝えたため各々の学校は対策を取ることになった。

   埼玉県熊谷市では2015年9月に小学生姉妹を含む6人が殺害される事件が起こっている。犯人のペルー人の男は犯行前に警察署で任意の事情聴取を受けていたところを逃走した。近隣住民への注意喚起が不十分だったとして県警の対応が批判されたが、それを思い出す人もいた。

   しかし、県警は17年3月15日朝7時半ごろ、

「3月14日(火)、市内で人に危害を加えるとの言動のある女性が所在不明になっているとお知らせましたが、3月15日(水)、女性を発見・確保いたしました。ご協力ありがとうございました」

とツイッターで報告。市の防災行政無線でも9時16分に同じ内容を放送し、騒ぎは収まった。

   しかし、いったい何が起こっていたのか。J-CASTニュースは15日に県警広報に取材したが、広報は、女性の個人的な問題だとして、

「事件性は無いため、確保した以降は調べなどは行っておりません」

と説明するだけで、なぜ、こうした情報を公開したのかについても明らかにしていない。

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