2024年 4月 27日 (土)

腰痛に悩むあなた「足指、浮いてませんか?」"引退寸前"だった元日本代表サッカー選手を復活させた意外な方法

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   腰やひざなどの関節の痛みに悩む人は多く、厚生労働省が毎年行っている「国民生活基礎調査」では、その「有訴者率」は高く、国民病ともいえる状況になっているようだ。その原因が実は「足指にある」と指摘するのが、2015年11月26日に刊行された「足ゆび力~つま先を使うだけで一生健康でいられる~」(石井紘人著・夏嶋隆監修、ガイドワークス)だ。

   同書は痛みに悩む人にこう問いかける。「あなたの足指、浮いてませんか?」。

  • 「足ゆび力~つま先を使うだけで一生健康でいられる~」(ガイドワークス)
    「足ゆび力~つま先を使うだけで一生健康でいられる~」(ガイドワークス)
  • 「足ゆび力~つま先を使うだけで一生健康でいられる~」(ガイドワークス)

痛みの原因は「浮き指」だった

   監修者であるメディカルトレーナーの夏嶋さんのもとには、痛みを抱えた多くのアスリートが訪れる。サッカー元日本代表の久保竜彦選手もその1人だ。腰とひざの痛みが日常生活まで影響するようになり、当時引退まで考えていた。

   相談を受けた夏嶋さんは、久保選手の日常動作をビデオ撮影し、走る時に左肩が下がっていることに気付く。さらにその原因を左肩ではなく、右足の指にあると指摘した。

   久保選手の右足の指は地面に接地せず、上に反っている「浮き指」という状態だった。土踏まずのアーチが崩れてしまうことで、重心は常に内側に傾く。これが股関節のゆがみの原因になり、腰やひざの痛みにつながっていったのだ。

簡単にできる足指トレーニングとは

   久保選手に限らず、現代人は浮き指になっていることがめずらしくない。床に足の指がつかない、指を曲げると痛い、指を握れない、などの症状があれば浮き指の可能性がある。現代では舗装された平らな道を靴で歩くことがほとんどで、デコボコ道を足指で地面をつかむように歩くことはないからだ。

   浮き指を改善するには足指を鍛えるトレーニングが重要だ。足の指でグーパーを繰り返す、物をつかむ、といった運動だ。毎日の積み重ねで足の裏にはアーチができるようになり、股関節のゆがみも解消されていく。

   久保選手も当初は「足指と膝と腰が繋がっているとか、そんなん繋がってねぇやろとか思ってたんですよ(笑)」と半信半疑だったようだ。しかし痛みを乗りこえた今は

「足指が弱い、歪んだからだに筋肉をつけても、歪んだ筋肉になるだけ。だから夏嶋先生と出会ってからは、『足指』を鍛えている」

とコメントしている。

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