マラソン「ペースメーカー」が1位2位独占
なんと優勝はパラ選手、しかもサブテン!

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   2017年3日12日(現地時間)に開催されたバルセロナ・マラソン(スペイン)の男子の部で、だれもが予想できない選手が見事、優勝した。

   ケニア出身のキプケモイ・チェスム、27歳。なんとマラソンは初めてのパラリンピアンで、ペースメーカー役として出場していた選手だ。

  • ワンツーフィニッシュ(画像はイメージ)
    ワンツーフィニッシュ(画像はイメージ)

過去にも・・・

   現地メディアなどが驚きをもって伝えた内容によると、優勝したチェスムは3人いるペースメーカーの1人として出場。32キロポイントまで先導する予定だった。

   しかし、30キロを過ぎたあたりで、トップを走っていたシサイ・ジサ(エチオピア)がけがでリタイア、後続がいなくなってしまった。

   「幸運な形で勝利できるかもしれない」――。チェスムはそう感じ、完走することを決意。見事そのまま走り切り、優勝を手にした。タイムは2時間8分57秒の好記録。

   チェスムはレース後に

「ハーフマラソンだったら経験していたが、今日がはじめてのマラソンだった。こんな記録になるとは思わなかった」

と、自身も驚きを口にした。

   チェムスは、幼少期にけがで右手に障害を負った。2012年のパラリンピックの陸上にケニア代表として800メートル、1600メートルのT46クラス(手の切断・機能障害などの部門)に出場経験を持つ選手だ。

   なお、2位には同じくペースメーカーとして出場していたヤコブ・クルイ(ケニア)が2時間9分24秒でフィニッシュした。

   ペースメーカーが優勝した例は過去にもある。2000年に開催されたベルリン・マラソン(ドイツ)の男子の部で、ペースメーカーのサイモン・ビウォット(ケニア)選手だ。当初、28キロポイントで離脱するはずだったが、先頭選手のリタイアもあり、そのままレースを続行、2時間7分42秒で優勝した。

   ビウォットは、それが評価されて01年の世界陸上選手権男子マラソンの男子代表に選ばれ、銀メダルを獲得した。

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