かためプリン好きに贈る「執念のイタリアンプリン」のつくり方。濾し器不要、〇〇でこのなめらかさが実現できるとは…

撮影:市瀬真以

かためのプリンは、お好きですか?

以前、料理研究家・misaさんの「iwakiのガラス容器でつくるプリン」のレシピを知って、そのおいしさに大感動した筆者。

今回はホリデーシーズンということで、misaさんオススメの「イタリアンプリン」に挑戦してみました。

ちょっと難しそうに思えるけれど、misaさんのレシピなら「混ぜていくだけの超シンプル工程」。しかも、

かためプリンが大好きな私が、何度も試作をして辿り着いた最高峰の味。
(『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』25ページより)

と聞けば、つくらずにはいられませんよね……!

料理レシピ本大賞2025【お菓子部門】で大賞を受賞した、misaさんの著書『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』(KADOKAWA)からご紹介します。

濾し器不要!「執念のイタリアンプリン」のつくり方

(画像は本書24~25ページより)

<材料(21cmパウンド型1台分)>

  • 【カラメル】
  • グラニュー糖…60g
  • 水…大さじ1
  • お湯…大さじ1
  • 【プリン生地】
  • A マスカルポーネ…100g
  • A 牛乳…100ml
  • A 生クリーム…200ml
  • A グラニュー糖…70g
  • 全卵…4個
  • バニラオイル(エッセンスでも可)…3~5滴
  • 粉ゼラチン…5g
  • 水…大さじ2
  • <つくり方>
    【下準備】
    1. 湯煎焼き用のお湯とカラメル用のお湯を沸かしておく。

    2. オーブンを140°cに予熱する。

    3. 粉ゼラチンは大さじ2の水でふやかしておく。すぐ混ぜるとダマになりにくい。

    【カラメル】
    1. 小鍋にグラニュー糖と水を入れ、鍋をゆすりながら中火にかける。
    ※砂糖が固まってしまうので、絶対にかき混ぜないでね。

    2. 茶色に変わってきたら火を止め、お湯を加えて鍋をゆすりながら手早く型に流し入れて広げる。そのまま常温でおいておく。お湯を入れる際、ジュワッとはねるのでやけどに注意!

    【プリン生地】
    3. ボウルに全卵とバニラオイルを入れ、泡立たないようにホイッパーでよく混ぜる。
    ※ホイッパーを底につけながらやさしく混ぜると泡立ちにくい!

    4. 小鍋にAとふやかしたゼラチンを入れて中火にかける。ゴムベラやホイッパーなどで混ぜながらマスカルポーネとグラニュー糖とゼラチンをしっかり溶かす。このとき、沸騰させないように注意する。

    5. 3のボウルに4を少しずつ加えて混ぜる。

    6. ザルで濾しながら型に流し入れる。

    7. 6を天板に置き、、天板の1/2の高さまでお湯を張って、140℃のオーブンで50分~1時間湯煎焼きをする。焼き色がついてしまうようであれば、表面にアルミホイルを被せる。

    「湯煎焼きの水が入り込まないように、型は繋ぎ目のないタイプが好ましい」とのこと。

    8. 粗熱がとれたら冷蔵庫でひと晩しっかり冷やす。型の側面をナイフの背でぐるっと1周し、型にお皿をつけ、ひっくり返して型から出す。

    (『気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。』24ページより引用)

    裏技でこのなめらかさ。特別感たっぷりのおもてなしプリン

    型から外れない場合は、型ごと受け皿の上にのせてひっくり返し、その場で勢いよく1回転すると、遠心力でスルッと外れます。

    イタリアンプリンの魅力は、なんといってもあのかたさとなめらかさ。そのためには、製菓用の目の細かい濾し器を使ったり、ていねいに温度管理をしたりと、手間がかかるイメージがありました。

    でもこのレシピなら、なんと「濾し器不要」! レシピ通りに材料を混ぜて、ザルで濾しながら型に流し入れれば大丈夫。気をつかう火の入れ方も、オーブンでのんびり湯煎焼きにすれば失敗知らずです。

    ワクワクしながら型から取り出せば、見るからにみっちりときめ細かな「かためプリン」。

    スプーンですくうと「プルン」ではなく、ねっとりとした心地よい重みを感じます。生クリームとマスカルポーネのおかげで、卵と牛乳だけのプリンとは別物。クリーミーでコクがあり、まろやかな余韻が長く残って……これは忘れられない味になりそうです。

    そして、「渋くて美しいビジュアルに思わず歓声があがりますよ」というmisaさんの言葉にも納得。気楽につくれるのに、味わいも佇まいも特別感がたっぷり!

    ホリデーの“ごちそうデザート”として、ぜひ試してみてください。

    気楽に作れて、これ以上おいしいレシピを私は知らない。

    イワキのガラス容器でつくる「昭和レトロなかためプリン」が傑作!オーブンいらずで極上のなめらかさになる秘密はね…

    材料は3つだけ!“午後ティー”でつくる「桃のゼリーテリーヌ」の断面が美しすぎるんだ

    文・airi_tanabe

    価格および在庫状況は表示された12月09日19時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
    この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部、制作者が一定割合の利益を得ます。

    配信会社から提供を受けたコンテンツやプレスリリースを原文のまま掲載しており、J-CASTトレンドが制作した記事ではありません。お問い合わせは配信会社・プレスリリースの配信元にお願いいたします。