薄さ8.5mmの「全部入りモバイルバッテリー」で、Appleユーザーの荷物をひとつ減らすことに成功しました

Apple Watchを使っていると、外出時の充電まわりがどうしても多くなりがちです。

iPhone用のモバイルバッテリーはいいとして、問題はApple Watch用の充電器。

あれだけは専用のものを別で持っていく必要があるんですよね。この“ウォッチのためだけのひとつ”をなくせたら……というのがプチストレスでした。

厚さ8.5mmに、必要な機能が全部入っている

マテック「MagOn Watch Slim 5000 アップグレード版」7,990円(税込)

それをモバイルバッテリーひとつにまとめてくれたのが、マテック(MATECH)の「MagOn Watch Slim 5000」です。

厚さ8.5mm・容量5,000mAhの薄型モバイルバッテリーで、Qi2対応のマグネット充電、Apple Watch充電、スタンド機能、残量ディスプレイをひとつに詰め込んだモデル。

このアップグレード版では、新たに残量などを確認できる液晶ディスプレイが追加されたそう。他にも、安全性の高い半固体電池を搭載したSemiCore版もラインナップされていました。

実測サイズは約10×5.7×0.85cmで、カードケースくらいの感覚。

角の丸みも相まって、手へのなじみがだいぶいいです。

側面には電源ボタンとUSB-Cポートが並び、ストラップホールも付いています。

カラーはホワイトとブラックの2色展開で、自分はiPhoneのデザインと合わせたホワイトを選びました。

iPhoneには貼るだけ。Qi2で充電も速い

iPhoneへの充電は、背面へマグネットでピタッと吸着させるだけ。

ボタンを押さなくても、背面を合わせるだけで自動的に充電が始まる「Wake Up自動充電」に対応しているので、本当に“貼るだけ”で完結します。

Qi2対応でワイヤレスは最大15W、USB-Cの有線なら最大22W出力なので、外出用の充電としては充分な速さ。

貼り付けたままポケットに入れても、厚さ8.5mmなので圧迫感が少ないのもいいところ。

充電しながらでも普通にスマホを使えます。

Qi対応のデバイスなら同じように充電が可能なので、AirPodsのようなワイヤレスイヤホンも充電できます。

自分はまだLightning端子のAirPodsを使っているんですが、これだけのために専用ケーブルを持ち歩くのは億劫なんですよね。

それが外出先でも充電できるのは心強い。古いAirPodsがまだまだ現役でいてくれそうです。

Apple Watchの充電も、同じ面に置くだけ

そして最大の特徴かつ、自分がこれを購入した理由が、この薄さでApple Watchの充電にまで対応していること。

「Apple Watchも充電できる一体型」って、そもそも選択肢がかなり少ないんですよね。

あっても「ウォッチも充電できるからしょうがないか……」と、厚さや重さ、デザインのどこかで妥協が必要なものばかりでした。

Apple Watchの充電は、Qiパッドより中心寄りの面に置くだけ。

表面にコイルの位置を示す円形のガイドがプリントされていて、その内側の小さな円がApple Watch用の充電エリアになっています。

注意点として、多少の磁力はあるものの、面がフラットで凹みがない形状なこともあって、Apple Watchをのせただけだと普通に落ちてきます。

なので、自分はベルトで本体に締めて固定しています。あくまで「置く」イメージですね。

とはいえ、これひとつでウォッチまで充電できるのは心強くて、外出先で「今日ウォッチの充電忘れてた……」と気づいたときも、専用ケーブルなしでそのまま充電可能。

Apple Watchユーザーにとってはかなりの安心材料です。

これまでApple Watch用の充電アダプタを別で持ち歩いていたんですが、これひとつで済むようになってから、ポーチの中がひとまわりスッキリしました。

充電グッズってひとつひとつは小さいのに、種類が増えると急に煩わしくなるんですよね。だからこそ、まとめられる価値は大きいです。

ただし、ウォッチの充電速度はかなり遅い

一方で、使ってみないとわからなかった悩ましいポイントも。Apple Watchの充電はかなり遅いです……。

MFi未認証のため充電速度に制限があるとのことで、MFi対応の充電器の1/3〜1/5ほど。

実際に計ってみたところ、残量30%からスタートして、10分後に32%、20分後に35%、44分後でようやく40%という結果でした。

1時間で10%ちょっとしか増えないのは、正直かなり厳しい……。

急速充電に対応した充電器なら10分で10%ほどは充電できるので、その差は大きいと言わざるを得ないです。

なので、外出先で「足しになるくらいガッツリ充電しよう」はできません。あくまで緊急時の保険くらいのイメージでいるのがよさそう。

ただ、寝るときにApple Watchを外して充電する人なら話は別で、数時間かけてゆっくり充電できるので、遅さはあまり気にならなくなります。

実際、自分も最近の旅行でApple Watch専用の充電器を持たず、これひとつだけで行ってみたんですが、寝るときに充電する運用は便利でした。

もちろん充電している間は睡眠ログが取れなくなりますが、そもそもバッテリーが切れたらApple Watch自体が使えなくなってしまうので、背に腹は代えられないというか……。

ここは運用の好みが分かれるところかもしれませんが、なるべく荷物を減らしたい自分としては、そのデメリットを補っても充電器をひとつにまとめられるのは強みでした。

スタンド機能で「ながら充電」もできる

背面のスタンドを起こせば、iPhoneを立てかけながら充電することもできます。

スタンドは無段階で角度を調整でき、120度くらいまで開くので、カフェのテーブルでもデスクでも見やすい角度に合わせられます。

動画を見ながら充電したり、通知を確認しやすい位置に立てたり、充電中のiPhoneが“ただ置いてあるだけ”の時間にならないのがうれしいところ。

さらに、Apple Watchを置き時計スタイルで使えるのもちょっとおもしろいところ。

Apple Watchには横向きで充電すると時刻が大きく表示される「ナイトスタンドモード」があるので、スタンドを立てて充電すれば、ちょっとした置き時計に。

外出先のカフェで充電しているときなど、意外と便利です。

背面の残量ディスプレイも、ちょっと便利。

バッテリー残量が1%単位で表示されるほか、充電中は満充電までの推定時間も教えてくれます。

毎回起動時にモーションが入るので「早く残量を表示してくれよ」というツッコミはありますが、「あとどれくらい残ってるんだっけ?」を数字で確認できるのは助かります。

「フル充電」ではなく「継ぎ足し」向き

容量5,000mAhはあくまで継ぎ足し充電向きで、iPhoneをゼロから満タンにするような使い方には、あまり向いていないかも。

自分が使っているiPhone 15 Proのバッテリー容量が約3,274mAhなので、充電時のロスを考えると、だいたい1回ぶん充電できる計算です。

ただ、実際の外出で必要なのって「夜まで持たせるためのあと少し」だったりするので、個人的には充分。

その分、薄さや軽さというメリットを享受できます。

1泊の出張や丸一日の外出でガッツリ充電したい人は大容量モデルのほうが合いそうですが、日常の保険として持ち歩くならこの容量と薄さのバランスがしっくりきます。

充電グッズがひとつになった身軽さ

このバッテリーのおかげで、外出時の充電まわりは一旦、これひとつにまとめられました。

充電はもちろん、ナイトスタンドモードで置き時計代わりにもなって、Apple Watchの魅力を引き上げてくれるアイテムだと感じています。

唯一、Apple Watchの充電速度だけ、もう少しだけ速くなってくれれば……というのは今後に期待したいところ。それを含めても、個人的・暫定一軍のモバイルバッテリーに決定です!


荷物を減らしたい1泊の旅行や出張、CIOの小さな逸品で充分でした


作業中、ついスマホを手に取ってしまう…。透明ボディの「360度回転リング」で集中が途切れにくくなった

文・hyu

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