2024年 4月 30日 (火)

東急ハンズ探検隊 VOl.2

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   東急ハンズからリニューアル発売された「HSQL(ハンズセレクト クオリティラベル)金封包み」。過剰なデコレーションを省き、"お金を包んで差し上げる"という金封包みの原点に立ち戻ることを重視したのが特徴だ。全18商品のうち11商品の図案を入れ替え、古来日本に伝わる文様の中から「お祝い」の意味を持つ伝統的な図案を起用して、日本の伝統色、特に金色の再現に力を入れたという。

お金を包んで差し上げる。この原点に立ち戻った祝儀袋

   上包みには、最高級の楮(こうぞ)を漉き込んだ和紙を使用、京友禅の職人が一枚一枚手刷りで仕上げた。内袋も現代風の簡略化された封筒ではなく、伝統的な巻き折の和紙を使用し、糸を巻いて作った水引をつけるなど、隅々にまでこだわりが感じられる作りになっている。価格は税込800円。

「HSQL金封包み」全18商品が並んだ売り場。東急ハンズ各店文具売り場で取り扱い中。東急新宿店にて
「HSQL金封包み」全18商品が並んだ売り場。東急ハンズ各店文具売り場で取り扱い中。東急新宿店にて


セット内容は、左から水引、メッセージカード、内袋、短冊、上包み。メッセージカードには、渡す相手にも文様に込められた意味が伝わるように、その意味が記されている。税込800円
セット内容は、左から水引、メッセージカード、内袋、短冊、上包み。メッセージカードには、渡す相手にも文様に込められた意味が伝わるように、その意味が記されている。税込800円



"魔よけ"の意味もある

巴文(ともえもん)

巴文(ともえもん)

【注目ポイント】
赤地と金の「おめでたい」組み合わせが、数多くある祝儀袋の中でも特に目を引く。巴文は、渦を巻いて流れる水を表すとも、雷や雲を表すともいわれ、魔よけとして全国各地の神社の神紋に使われた。特に、平安時代後期から鎌倉時代にかけて流行したという。
税込800円

富と幸を呼び寄せる

毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)

毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)

【注目ポイント】
ホワイト、シルバー、ゴールドの品のよいデザイン。毘沙門亀甲は、三つの亀甲(正六角形を連続してつなぎあわせた柄)を組み合わせた形で、富と幸を呼ぶ毘沙門天の甲冑の文様から生まれた意匠だという。古くから金工品、染織品などに使われてきた。
税込800円

日本人がこよなく愛する

梅文(うめもん)

梅文(うめもん)

【注目ポイント】
ピンクの梅の花が華やかな、お祝いの気持ちをあらわすのにぴったり。古来、桜と並んで日本人に深く愛されてきた梅は、不老長寿の象徴とされ、五つの花びらは「福・禄・寿・喜・財」の五福を表しているとされる。平安時代以来、器物や調度類などに用いられてきた。
税込800円

おめでたい柄の代表格

松竹梅文

松竹梅文

【注目ポイント】
黒地のベースに、白抜きで絵柄を配置したシャープなデザイン。最高級のクラス感を表す「松、竹、梅」の3種が揃って、より力強さが加わった。古来、様々な場面で用いられ、現代でも祝儀には欠かせない日本の代表的な文様の一つ。
税込800円

不老長寿の象徴

橘文(たちばなもん)

橘文(たちばなもん)

【注目ポイント】
シンプルかつスタンダードなデザイン。橘は、古くから不老長寿の意味を持つ特別な木とされてきた。常に変わらない緑、香り高い白い花、黄色く実った橙色の果実などが、昔の人々の連想する理想郷「常世の国」の象徴とされていた。
税込800円












開発担当者に聞く

「HSQL金封包み」ができるまで

左から「扇面散らし文」「松竹梅文」「波文」「松喰い鶴文」「源氏車に葵文」「梅文」)
左から「扇面散らし文」「松竹梅文」「波文」「松喰い鶴文」「源氏車に葵文」「梅文」

   「HSQL金封包み」は、デコレーション重視の傾向にある現代の金封包み市場において、〝お金を包んで差し上げる〟という、金封包み本来の目的に立ち戻ることをコンセプトに開発した商品です。制作期間はおおよそ1年半です。素材はすべて、シンプルかつ質の高いものを。水引など過剰になりがちな部分はできる限り抑える代わりに、日本古来の文様の中から縁起物とされる図案を起用するなど本体の仕上がりに力を入れました。
   和紙の染めは京友禅染めです。古来の微妙な色合いを表現するのに苦労しましたが、京友禅の職人と相談しながら、細部の表現にまでこだわりました。この商品を通して、身近なモチーフを抽象的に文様化することを「美」や「粋」と捉えた、日本人の伝統的な美意識を感じていただけたらと思います。(談)


株式会社 東急ハンズ

   その品数は大型店で約20万点。道工具、ホビー・クラフト、文房具、インテリア、キッチン用品など、住生活に必要な身近な商品に特化した都市型のホームセンター。DIY(DO IT YOURSELF)のための素材、部品といった小さなアイテムからパーティーのための仮装用品など、バラエティーに富んだ品揃えで、主力客層の20代後半~30代後半をはじめ、幅広い世代の心をつかんでいる。店頭での顧客の声を直接品揃えに反映する仕組みとして、販売員が仕入れも担当する。流行をいち早く採り入れた売り場づくりには定評がある。

若者に人気の街「渋谷」。旗艦の渋谷店には、毎日多くの人が訪れる。
若者に人気の街「渋谷」。旗艦の渋谷店には、毎日多くの人が訪れる。

   「手の復権」をテーマに、1976年に設立。現在は旗艦の渋谷店をはじめ、全国に16店舗(FC2店を含む)を展開。渋谷店はその特徴ある構造でも知られる。いまや代名詞ともいえる1階層に3フロアというスキップ構造は、坂道という立地のもと、売り場面積をできる限り多くとるために採用された産物だ。 http://www.tokyu-hands.co.jp/

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