2024年 4月 23日 (火)

国産仮想空間が登場 セカンドライフに勝てるか?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「こっちの方が日本的ですね」

   記者が話したアバターは、

「セカンドライフから来たのですけど…こっちの方が日本的ですね」
「英語できなくてもいいですからw」

などと好意的にこの空間を受け止めている人が多い。

   しかも、現在はスプリュームの「スタッフ」がアバターが多く集まる人気スポットにいるため、記者もチャットの仕方などを手取り足取り教えてもらった。
   ただ、同社のアピールポイントでもある「空間リンク」という点では、まだまだ利用しているユーザーは少ない模様だ。
   「日記も書いたしプロフも書いたし、、、」というアバターがいる一方、スタッフには「マインドスペース」といわれる空間の3D作成についての質問が多く飛んでいた。実際、3D作成の仕方などを伝えるスプリューム開発チームのブログでは、

「まだ『空間登録』されている方は少ないのですが、増えてきましたらリンク集から『空間検索』へと進化する予定です。空間を作った方はぜひ空間登録してしてくださーい!」

と呼びかけている。
   つまり、まだまだ、自分の「空間」を編集する人が少なく、同社が目指している空間から空間へと次々にリンクする「開かれたセカイ」にまでは発展していない模様だ。
   スプリューム社はJ-CASTニュースに対し、

「空間を制作するクリエーターの絶対数がまだ少ない。ユーザーに簡単に空間を制作できるようにしたい」

と答える。同社も、3D制作に不慣れなユーザーを取り込むために、07年夏にもオーサリングツールを公開する方針だ。同社が目指す「開かれたセカイ」が始まるのは、それから、ということになりそうだ。

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