2024年 3月 30日 (土)

ネットでの政党の評判「ヒール」自民、役者不足の民主

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   参院選の投票を目前に控え、ポータルサイトも相次いで、ネットアンケートや、ブログの書き込み内容の調査結果を相次いで発表している。全体的には自民党への言及が多いが、書き込みの内容をよく見ると、批判的な声が多く、必ずしも「書き込みが多い=支持が多い」とはいかない現状が浮き彫りになってきている。

自民のキーワードは「過半数割れ」「逆風」「事務所費」

ブログでは、民主党より自民党の方が話題になっているようだ
ブログでは、民主党より自民党の方が話題になっているようだ

   例えばポータルサイトの「goo」のニュースページでは、各政党がブログでどれぐらい話題になっているかをグラフで表現した「参議院選挙をブログで読む」を開設している。それによると、久間章生前防衛相が失言で辞任した直後の2007年7月5日から、参院選が公示される7月12日までは、自民党と民主党がブログで言及された数は「抜きつ抜かれつ」で拮抗していたが、翌13日からは、自民党の方が微妙に優勢が続いている。

   「ブログでよく語られているキーワード」のランキングを紹介しているサイト「kizasi.jp」でも、同様の傾向が見られる。同サイトでも参院選特集を組んでおり、「政党別ブロガー数ランキング」として、過去1週間で政党名を語ったブロガーの数を紹介している。それによると、自民党に言及したブロガー数は1,332なのに対して、民主党は1,061。ブログの中で紹介されたキーワードについても紹介されており、自民党についてのキーワードとしては「過半数割れ」「逆風」「事務所費」といったネガティブな言葉が並ぶのに対して、民主党側は「政権」「年金問題」「自治労」「黄門様」といった、傾向を想像しにくいキーワードが散見されるという状況だ。

   こう見ていくと、ネット上では民主党よりも自民党に注目が集まる一方、自民党には「ネガティブな目」が集まっていると言えそうだ。

   ヤフーが設置している政治情報サイト「みんなの政治」でも、この見方を裏付ける結果が出ている。「みんなの議員評価」というページの投稿数ランキング(週間)を見ると、「事務所費問題」「ガーゼ問題」などで騒がれた赤城徳彦農水相が487件でダントツだ。その後に、安倍晋三首相(157件)、麻生太郎外相(91件)、塩崎恭久官房長官(58件)、小沢一郎・民主党代表(同)が続く。

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