小浜市の「オバマ候補応援」イベント ついにCNN中継デビュー

   米大統領選の指名争いが終盤にさしかかってきたが、福井県小浜市の「オバマ候補を勝手に応援する会」のイベントが米メディアのCNNで中継されることが分かった。ほかの外国メディアも中継する可能性もある。バラク・オバマ候補と名前が同じということだけで、全世界で「注目の的」になりつつあるのだ。

   米大統領選の民主党指名争いは、バラク・オバマ上院議員とヒラリー・クリントン上院議員が激しい争いを展開しているが、2008年2月5日のスーパーチューズデー以降、ヒラリー氏が9連敗するなど、オバマ氏が優位になってきている。

   代議員数が多いため、指名争いの大一番となる3月4日のオハイオ、テキサス州の予備選を控え、クリントン氏には「撤退論」も浮上するなど厳しい情勢だ。一方、世論調査などでも一歩リードするオバマ氏には、「民主党候補になるのでは」と注目が集まっている。

3月4日に全米中継される予定

小浜市の「オバマ氏フィーバー」が海外でも注目されている

   そんななか、福井県小浜市では、オバマ氏と「OBAMA」という名前が同じということで、盛り上がっている。同市などによれば、オバマ氏が来日した際に、同氏が「私は小浜から来ました」とジョークを言った、とテレビで放映されたのがきっかけ。同市はオバマ氏に親書や名産品を送っている。

   「スーパーチューズデー」直前の2008年2月4日には、「オバマ候補を勝手に応援する会」が、市民によって結成された。

   こうした「オバマフィーバー」にも外国メディアも注目し始め、これまでにAP通信、AFP通信などの大手メディアが同市を取材している。そんななか、CNNが3月4日の開票を見守る同市を中継することがわかった。

   「オバマ候補を勝手に応援する会」の藤原清次事務局長によれば、生中継ではないものの、約1時間遅れで米国アトランタにあるCNNから全米に中継されるとのことだ。

   藤原事務局長はJ-CASTニュースに対し、

「当日はマスコミがたくさん来そうな感じで、CBSやBBCといったところも来るんじゃないでしょうか。イベント当日は開票速報を見ながら応援するかたちで、はちまきや法被、ジャンパーも用意されています。もうひとつは、オバマさんの出身のホノルルにちなんで、小浜市のフラダンス教室から『オバマガールズ』20名がフラダンスを踊る予定です。海外の方も来るからそれらしくということで」

と話している。これに加え、イベント会場では、応援歌「オバマ・イズ・ビューティフル・ワールド」が流れるほか、「オバマまんじゅう」200個、「オバマハンバーグ」200個などが振舞われるそうだ。