2024年 5月 1日 (水)

「除霊」で少女死亡させた宗教団体 100年の歴史誇る中山身語正宗とは

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大本山は「滝行に除霊の効果はない」

   1912年に、木原松太郎(僧名:覚恵)によって立教され、約100年の歴史がある。宗祖覚恵上人は、子どもの頃から不思議な力があったのだそうで、明治の時代に「その内、戦争は空でばかりするようになる」といった予言のようなことを周囲に話していたという。

   中山身語正宗という名称の由来は、まず、本尊が中山不動尊。身語正というのは「身に正(まさ)しく如来の語(ことば)を授かる」という意味なのだそうだ。

   日々の修行を重視していて、読経やお百度参りなどと一緒に「お瀧(滝行)」もメニューとして記載されている。ただ、報道によると熱心な信者は月に10回ほど滝行を行うが、あくまで自発的に行うものだという。また、自分が天地万物から生かされていることに気付き、感謝の気持ちを養うため、多くの信者が毎週日曜の朝食を抜いて断食しているという。

   普段は余り聞くことのない宗派だが、過去の新聞記事を調べると、有名ゲームメーカーの社名も中山身語正宗の僧侶の命名だといい、昔から一定の支持はあったようだ。

   今回の事件について、大本山、瀧光徳寺は「木下容疑者は本山で修行したが、滝行で手足を縛れなどという指導はしていない。滝行に除霊の効果はない」としているという。

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