捜査員の待機状況を逐一流す 愛知「立てこもり」テレビ中継が物議

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   愛知県豊川市の豊川信用金庫蔵子支店で起きた「立てこもり事件」で、日本テレビの情報番組「news every」による中継内容がインターネット上で物議を醸している。

   事件は、発生から約13時間後の2012年11月23日3時ごろ、容疑者(32歳、住所不定無職)の逮捕と人質全員の保護とともに収束した。それまで、現場の様子は、事件発生直後から各テレビ局により中継で伝えられた。

アナウンサーも困惑

   22日の「news every」(16時53分~)は、番組開始直後から現場との中継に移った。スタジオの藤井貴彦アナウンサーと現場とのやりとりが続き、映像には建物の周囲に張り巡らされた規制線や、捜査1課特殊班「SIT」捜査員の緊張した面持ちなどが映し出され、ただならぬ雰囲気が伝わってくる。

   間もなくしてカメラは、信金裏の物置のような所で待機している捜査員や捜査関係者の姿をとらえた。藤井アナも「あぁ・・・この映像は流していいのでしょうか」と戸惑い、「中にいる犯人にそれ(映像)が見えてしまっていいのかという判断もありますが、大丈夫ですか」とコメント。しかし、その後も映像はしばらく切り替わることなく、藤井アナも人数や服装など映像から見てとれる状況をつぶさに解説した。

「何かあったらどうするつもりだったんだ!」

   この一幕についてネット上では、「人質に何かあったらどうするつもりだったんだ!」「犯罪者側に加担してどうするの」「これのせいで長引いてんかなぁ」と批判が噴出。中継のあり方を問う声が相次いだ。

   一方で、「ネットは犯人にも見られる。TVで流れた映像は見逃したら終わりだけど、ネットで盛り上がれば犯人が見る可能性はがっつり上がる」と、マスコミだけの問題ではないと指摘する声も見受けられた。

   幸い、けが人なども出ることなく「一件落着」した今回の事件。解決後には「人質が無事解放されてよかった…」という声にあふれたが、テレビ中継などのあり方については課題を残したようだ。

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