2018年 10月 22日 (月)

認知症予防に最適なのは「愛の営み」だってホント?

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   「認知症? 俺にはまだ関係ない!」というお父さん、最近、御無沙汰じゃありませんか?

 

   あまり大きな声では言えないンですけど、ボケ防止にはいいそうですネ。奥さん、大事にしてくださいヨ~。

  • 愛情に年齢など関係ないのです(イラスト:サカタルージ)
    愛情に年齢など関係ないのです(イラスト:サカタルージ)

アツアツのカップルほど、脳の神経細胞が成長する

   セックスや恋愛が脳の働きを活発にするという研究成果は多くある。まずマウスの実験からみていくと――。米のプリンストン大学などの研究チームがマウスを3つのグループに分けて、脳内での情報処理や伝達、知識集積、判断力などを司る神経細胞(ニューロン)の状態を比較した。(1)性行為を2週間毎日する(2)性行為を2週間の間に1回だけする(3)性行為を2週間の間にまったくしないグループだ。すると、毎日性行為をしていたグループの神経細胞が最も増加した。しかも、ストレスホルモンのレベルも一番低くなった。リラックス効果も出たのである。

   人間でも3つのグループに分けた「実験」がある。イタリアのバヴィア大学では、(1)最近恋愛を始めた人(2)長く恋愛を継続している人(3)恋人のいない人、に分けてその血液を採取し脳の神経細胞を調べた。すると、「最近恋愛を始めた人」の神経の成長レベルが一番高かった。研究チームでは「アツアツなので、他のグループよりセックスの回数が多いことが理由ではないか」と分析している。

   オランダのアムステルダム自由大学医療センターが、58~98歳の男女約1700人を対象に、性生活の聞き取り調査に加えて、記憶力と思考力のテストを行ったところ、性生活に満足している人ほどテストの成績がよかった。この傾向は男性より女性の方が顕著だったという。

「母性」の生みの親「愛情ホルモン」に秘密が!

   なぜ、セックスや恋愛が脳にいい効果をもたらすのだろうか。脳科学の専門家のサイトをみると、諸説入り乱れているが、セックスの最中に分泌される「オキシトシン」がカギを握っているようだ。オキシトシンは哺乳類だけが持つホルモンである。赤ちゃんに乳首を吸われると母親の体内にふつふつと湧き出て、「愛おしい!」と思う母性の元になる。 また、人間同士が抱き合ったり、人間と犬や猫が触れ合ったりする時も双方に分泌される。「愛情ホルモン」とか「抱擁ホルモン」といわれ、不安感を取り除き、ストレス値を下げる癒しの効果がある。また、社交性を向上させる働きもあり、自閉症や発達障害の治療薬としての研究が進んでいる。オキシトシンが脳をリラックスさせ、気持ちを明るく前向きにすることで脳神経が活発化すると考えられているのだ。

愛のないセックスをしても予防にならない

   ここで注意したいのは、ただ誰とでもセックスすればよいというものではないことだ。愛のないセックスやオナニーでは「愛情ホルモン」オキシトシンは分泌されない。米のある大学でポルノを見させたら脳神経が活性化したとする実験を発表したところ、すぐさま否定する反証実験が出されてうやむやになった。「セックスを仕事にしている人の方が、むしろストレスがたまって認知症になりやすい」と指摘する専門家もいる。前述のオランダの大学の調査で、女性の方が男性よりも認知力テストの成績がよかったのは、男性よりも「愛情」面を重視するせいかもしれない。

   NPO法人「認知症予防介入指導協会」のサイトをみると、「『ときめき脳』~恋は脳を活性化する~」として恋愛の認知症予防効果をこう説明している。

   (1)毎日が楽しくなる(笑顔、いきいき)。異性との付き合いが始まると、普段無口の人がニコニコしてお喋りになり活動的になる。人生が明るくなる。

   (2)ずぅ~と健康でいたくなる(食事、運動)。病気になりたくない、強い体になりたいと願うようになり、筋トレをしたり、食事に気を使ったりする。

   (3)オシャレになる(意欲、創造)。自分をよく見せたいと身だしなみに気にするようになる。オシャレの工夫で脳を使い、若々しい気持ちを呼び起こす。

   (4)外出したくなる(行動、興味)。自分は関心がなくても、相手の興味に合わせて外出が増え行動範囲が広がる。新しい興味がわき、人格まで変わる。

   (5)他人と自分を比較する(自己啓発)。恋にライバルはつきもの。恋の相手からよく見られたい、魅力的になりたいと努力するため脳がフル回転する。

脳のスペシャリストが実践する秘策

   ある認知症専門医のサイトでは、「認知症予防の切り札は、お金と女」と題してこう書いてあった。「こんな高齢者になりたいと思う、80歳を超えても生き生きとしている男性に出会いました。認知症検査はすべて正常。話を聞くと、昼間は株式投資。そして奥さんを亡くした後も女性とのデートを欠かさないようです。認知症を予防するためには感情を刺激するのが一番。もっとも有効なのは勝負事と恋愛です。ともにハラハラドキドキさせ、展開が読めません。この男性の生活スタイルは理想的なのです」。

   しかし、配偶者がピンピンしていて、「恋愛」できない大多数の人はどうしたらいいのだろうか? まさか「不倫」のススメとか? そこはさすが専門医である。「脳と認知症のスペシャリストがボケない為に実践している事」というサイトで、ある脳学者は自分の「ボケ防止法」をこう書いている。「妻に『大好き』と1日数回メールする」。

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