2024年 4月 25日 (木)

「まだタクシー券なんて使っていたのか」 NHK記者の「ゆるゆる」不正利用に驚きの声

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NHK「複数の記者のチケット利用に問題」

   1994年には、NHKの記者が取材協力者に帰宅用のタクシーチケットを渡した結果、旅行などに計520万円も使われていたことが発覚した。

   2005年には、NHK全体で03年度に総額43億円もチケット代に支払われていたことが国会で明らかにされ、波紋を呼んだ。このときのNHK職員は約1万1000人いたことから、1人当たり年間40万円も使っていた計算になる。

   最近でも、サンデー毎日の15年5月31日号によると、NHKの中堅職員が「東京では理由さえしっかりしていれば、金額に上限がない」とその使い放題ぶりを証言した。1枚当たりの利用金額上限は1万円だが、「料金がそれ以上になった場合は2、3枚もらって使う」とも明かした。

   そもそもNHKの籾井勝人会長自身がタクシー利用にルーズなようだ。15年3月には、私的なゴルフでハイヤー代をNHKに請求していたことが発覚し、代金は返していたものの、翌4月に経営委員会から厳重注意を受けている。しかし、このときは、反発をあからさまに示していた。

   業務用タクシーチケットについては、以前は新聞各社などでも広く利用されていた。しかし、利用上の問題などが出てきたため、大手新聞社でも、一部を除いて廃止されるようになり、関係者からは「NHKはまだ使っていたのか」と驚きの声が上がっている。

   NHKの広報部では、取材に対し、さいたま放送局の男性記者の利用金額などで報道は正確でないとしたものの、「複数の記者のチケット利用に問題があった」と認め、調査していることを明らかにした。私的利用ばかりでなく様々なケースがあるという。

   大阪放送局のケースについては、公表していないとした。不正の程度によって、様々なレベルの処分があるからだという。

   チケットについては、部署によって利用しているかどうかは違うとだけ説明した。利用についての内規はあるが、公表していないとしている。

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