2021年 8月 6日 (金)

【男の相談室】おじさんなのにニキビが出た そこには怖い病気が隠れている

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   大人になっても顔やお腹、背中などにニキビが出る人がいる。ニキビといえば『青春のシンボル』だ。「オレも若いなあ~」と甘く見てはいないだろうか。

   ソレ、糖尿病の前兆かもしれない。ぜひ、一度専門医に診てもらおう。

  • たかがニキビとあなどるなかれ
    たかがニキビとあなどるなかれ
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假屋崎省吾さんは、「ニキビ」で失明から助かった

   2015年12月、米の医師会誌「JAMA皮膚科学」(電子版)に「20歳以降のニキビ男性は糖尿病予備軍の可能性が高い」という研究成果が発表された。論文を発表したのは、インドのチャンディーガル医科大学院のモヒット・ナグパール博士らのチームだ。

   研究チームは、ニキビの症状と糖尿病の前兆である「インスリン分泌の異常」の関連を調べるために、20歳以上でニキビのある男性100人を対象に、症状の重さに応じて4つのグループに分けた。そして、ニキビがまったくない同年代の男性100人と比較して血液中のインスリン分泌量やコレステロール値、中性脂肪の量などを測定した。

   その結果、「ニキビあり」のグループでは、「ニキビなし」のグループに比べ、症状が重くなるにつれて、インスリン分泌の異常の度合いが11~22%高くなった。ナグパール博士は「20歳を過ぎてニキビの出る人は、将来、糖尿病になる可能性が高いことがわかりました。注意深く経過をみる必要があります」と語っている。

   この論文のような研究分析こそ少ないが、「大人ニキビ」に糖尿病の心配があることは、専門医の間では「常識」といわれる。糖尿病患者として闘病生活を続け、現在も講演やインタビューを通じて糖尿病予防の啓蒙活動を行っている華道家の假屋崎省吾さんは、43歳の時に「ニキビ」がきっかけで「あわや失明の危機」から助かっている。その経過を、2007年4月に朝日新聞に連載した「患者を生きる」から抜粋しよう――。

   ≪「ハァ~、ハァ~」。駅の階段を上がりながら一段ごとに息を整えた。華道の道に入って20年。早朝から深夜まで働きづめで、過労は自覚していた。だが、「仕事をいただけるだけで幸せ」と思い、踏ん張っていた。(ある時)おなかに赤い湿疹が出て、自宅近くの皮膚科を受診した。

「血液検査をしてみますか」

   医師から勧められるままに採血した。1週間後、再診先に指定されたのは「糖尿病・内分泌科」だった。そこの医師に告げられた。

   「すぐ入院してください。このままでは足を切断したり、失明したりする恐れがあります」......≫

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