2019年 2月 23日 (土)

シャラポワ「ドーピング」疑惑に漂うロシア臭 日本アスリート界「あり得ない」指摘相次ぐ

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   女子テニスの元世界ランク1位、ロシアのマリア・シャラポワ選手が2016年3月7日にロサンゼルスで記者会見を開き、1月の全豪オープンテニスでのドーピング検査で、禁止薬物「メルドニウム」の陽性反応が出たと発表した。国際テニス連盟(ITF)は同日、シャラポワ選手に3月12日以降、調査結果が断定されるまで暫定的な資格停止処分を科すと決定した。処分期間は最大4年になる可能性もある。

   シャラポワ選手は会見で「(メルドニウムが)禁止薬物のリストに入ったことを知らなかった」と話しているが、元男子陸上400メートルハードル選手の為末大さんが「見落とすなんてありえない」と8日にツイッターで述べるなど、日本のアスリートからは、「うっかりドーピング」説に疑問の声が相次いでいる。

  • 為末大さんら日本人アスリートがドーピング検査について発言している(写真は2013年10月撮影)
    為末大さんら日本人アスリートがドーピング検査について発言している(写真は2013年10月撮影)

禁止薬物は毎年変わるが、見落とすことはない

   メルドニウムが世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止薬物に指定されたのは2016年1月と、ごく最近だ。シャラポワ選手は06年頃から約10年にわたって医師に処方されて服用しており、「リストに入ったことを知らなかった」と説明している。しかし、為末さんはツイッターで「僕のレベルでも見落とすなんてありえなかった」と、アスリートの立場から疑問を投げかける。

「本人が把握しなくても、二重三重にチェックが働くはずです」

というのだ。為末さんによると、一般にアスリートが薬を処方される際は、医師からアンチ・ドーピング機関に連絡してもらい、禁止されていないかが確認できてから服用する。知識がない医師に診られることは「アマチュアレベルでもありえません」と否定する。一流のアスリートならマネジメント会社もおり、何重ものチェックを通すことになるため、「気をつけていたら引っかからないんです普通は」と断言する。柔道家で12年ロンドン五輪銀メダリストの平岡拓晃選手もツイッターで「私でさえ、この薬は大丈夫かどうか二重三重にチェックしていました」と同意している。

   元日本代表サッカー選手の中山雅史さんも3月10日放送の「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)で「禁止薬物は毎年変わるから、トレーナーや病院にチェックしてもらう。本人も周りの人も注意している」と述べ、1月にリスト入りされたばかりとは言え、見落とすことは考えにくいとした。

   では、なぜシャラポワ選手ほどの世界的アスリートがうっかりしてしまったのか。

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